セットアップを行う前に、クラスタシステムのインストールからクラスタ初期化構成設定までの作業を行ってください。
参照
クラスタシステムの詳細は、クラスタ製品が提供するマニュアルを参照してください。
共用ディスク装置の設定
バッチ実行基盤では共用ディスク装置を使用します。共用ディスク(装置)の設定を行ってください。
共用ディスク(装置)は、ファイルシステムとして使用できるようにしてください。
また、共用ディスク装置については、バッチ実行基盤のセットアップ時に必要です。
バッチ実行基盤のセットアップする前に、共用ディスクをクラスタサービスに登録してください。
Windows(R)の場合、さらに以下の手順に従って、システム環境変数にBTFW_SHAREDDISKを設定します。
運用ノード、待機ノードの両ノードでシステム環境変数BTFW_SHAREDDISKの設定を実施します。
環境変数ボタンをクリックしてください。
Windows Server(R) 2003の場合
[コントロールパネル] > [システム]の[詳細設定]タブの環境変数ボタンをクリックしてください。
Windows Server(R) 2008以降の場合
[コントロールパネル] > [システム] > [システムの詳細設定]を選択、ポップアップ表示される[システムのプロパティ]の[詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。
システム環境変数にBTFW_SHAREDDISKを追加してください。
変数:BTFW_SHAREDDISK
値:共用ディスクのパス情報
共用ディスクのパス情報は、以下の形式で指定してください。ディレクトリ名は省略可能です。
ドライブ文字:\ディレクトリ名\
共用ディスクのパス情報の指定に以下の誤りがある場合は、バッチシステムの環境作成がエラーとなります。
存在しないドライブの場合
存在しないディレクトリの場合
共用ディスクがオフラインの場合
パス情報の終端文字が”\”でない場合
コンピュータを再起動してください。
注意
バッチ実行基盤(Java)を併用する場合は、バッチ実行基盤(Java)で使用する共用ディスクについても設定し、クラスタサービスに登録してください。
参照
バッチ実行基盤(Java)で使用する共用ディスクの設定の詳細は、“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“クラスタシステムの事前設定”を参照してください。
IPアドレス
Interstage、Systemwalker Operation ManagerではIPアドレスの引継ぎを前提としています。引継ぎネットワークの設定を事前に行ってください。
また、IPアドレスについては、Interstageのセットアップ時に必要です。引継ぎIPアドレスをクラスタサービスに登録を行い、Interstageのセットアップ前までに使用できるようにしてください。
クラスタアドミニストレータまたは、フェールオーバークラスターマネージャーを使用して設定します。
注意
引継ぎIPアドレスおよび共用ディスクを有効にするためには、クラスタアプリケーションにリソースとして追加する必要があります。クラスタアプリケーションに追加するリソースは、クラスタアプリケーション作成後に追加できないため、バッチ実行基盤およびInterstageの環境を設定する前に、以下の作業を実施してください。
引継ぎIPアドレスおよび共用ディスクのリソースを組み込んだ、クラスタアプリケーションの作成
クラスタシステムの起動
バッチ実行基盤のセットアップの前に、クラスタサービスを起動しておきます。