サンプルについて、以下に説明します。
バッチアプリケーションモデルの説明
受発注業務(*)をモデルに、以下を確認することを目的とします。
複数ジョブ、複数ジョブステップでのアプリ構造の設計・開発ができる。
バッチアプリケーションで、ファイルの読み込み・書き込みのアプリが作れる。
*:在庫を持たない仲介業者の受発注業務を夜間などの日時指定バッチで実施することを想定しています。
顧客からの受注伝票(ファイル格納済み)を商品毎に分解し、メーカーへの発注伝票(ファイルへ格納)を作成する処理を行います。
ジョブおよびジョブステップ
ジョブ(用途) | ジョブステップ(用途) | 作成言語 | 入力情報 | 出力情報 |
---|---|---|---|---|
JYUTYUU(受注) | KAKUNIN(受注内容確認) | COBOL | 受注伝票 | なし |
TYUUMON(注文一覧作成) | COBOL | 受注伝票 | 注文一覧 | |
HATYUU(発注) | SYOHIN(商品毎に集計) | COBOL | 注文一覧 | 商品伝票 |
HATYUU(発注伝票作成) | COBOL | 商品伝票 | 発注伝票 |
アプリケーションの構造
アプリケーションの配置
アプリケーションの概要
ポイント
標準出力への出力はバッチ実行基盤によりジョブログに出力される。
バッチジョブ定義でジョブステップとして指定したアプリケーション名はPROGRAM-IDと同じでなければならない。
アプリケーション作成時には、バッチ実行基盤から提供されるCOPY句および2つの入力パラメタを記述する必要がある。ただし、2つの入力パラメタは省略可能である。
ファイル管理を使用する場合は、COBOLアプリケーションで、バッチジョブ定義で指定した資源名と同じでなければならない。