“2.3.1.3 バッチジョブ定義データベースの設計”で設計した、バッチジョブ定義格納ディレクトリを用意します。ディレクトリが存在しない場合には作成します。
バッチジョブ定義格納ディレクトリ専用のファイルシステムを格納ディレクトリとする場合には、事前に対象のファイルシステムをマウントし、次回OS起動時にも自動的にマウントされるように設定してください。
さらに、そのファイルシステムを使用可能な状態(読み書き可能な状態)にしてください。
バッチジョブ定義格納ディレクトリの配置先として、既存のディレクトリを使用する場合には、そのディレクトリが別の用件で使用していないことを確認してください。
対象のディスクの空き容量が、“2.3.4.1 バッチジョブ定義格納ディレクトリのディスク容量見積もり”で見積もったディスク容量と比較して、十分な空き容量があることを確認してください。
容量が不足している場合には、再度、バッチジョブ定義格納ディレクトリの設計からやり直してください。
バッチジョブ定義格納ディレクトリの権限は、必ず以下のように設定してください。
所有者 | root |
グループ | Interstage運用グループ |
権限 | 0770 |
また、バッチジョブ定義格納ディレクトリの配置先へ至るまでのディレクトリのアクセス権に、Interstage運用グループに所属の全運用者に対しての実行権を設定してください。
権限および属性は、エクスプローラでディレクトリを選択し、プロパティ画面を表示して確認・設定します。
グループ | Administratorsグループ |
権限 | フルコントロール |
属性 | 以下の属性をチェックしてください。 |
注意
ウイルスチェック製品を利用している場合の注意
ウイルスチェック製品を利用している場合は、バッチジョブ定義格納ディレクトリおよびそのディレクトリ配下のディレクトリファイルをウイルスチェックの検索対象としないでください。ウイルスチェックの検索対象とした場合、Interstage Job Workload Serverが正常に動作しないことがあります。