1つのジョブの実行環境に必要な資源の構成について以下に説明します。
ジョブの実行環境を構成する資源には、大きく以下の3つがあります。
ジョブキュー
イニシエータ
バッチワークユニット
ポイント
ジョブの実行環境は、1つのジョブキュー、1つのイニシエータ、1つのバッチワークユニットで構成されます。
なお、イニシエータは、バッチワークユニットと連携してジョブを実行するために、以下のイベントチャネルが1つずつ必要になります。
ジョブステップ用イベントチャネル
バッチワークユニットが、ジョブの実行依頼(リクエスト)を受け付けるための、揮発形態のイベントチャネル。
エラー用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルと合わせて1つのイベントチャネルグループを構成。
エラー用イベントチャネル
バッチワークユニットで実行した業務アプリケーションのプロセスダウンなどによる異常を、イニシエータに通知するための、揮発形態のイベントチャネル。
ジョブステップ用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルと合わせて1つのイベントチャネルグループを構成。
ジョブ終了用イベントチャネル
バッチワークユニット内で、ジョブのすべてのジョブステップが実行し終わった時に、イニシエータに終了通知するための、揮発形態のイベントチャネル。
ジョブステップ用イベントチャネル、およびエラー用イベントチャネルと合わせて1つのイベントチャネルグループを構成。
上記イベントチャネルの定義概要について以下の表にまとめます。
名称 | チャネル運用 | 作成単位 | 関連づけ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ジョブステップ用イベントチャネル | 揮発 | ジョブの実行環境に必ず1つ | バッチワークユニットにDestination名で関連づける | 他のバッチワークユニットと共用できません。 |
エラー用イベントチャネル | ジョブの実行環境に必ず1つ | イニシエータにDestination名で関連づける | 他のイニシエータと共用できません。 | |
ジョブ終了用イベントチャネル | ジョブの実行環境に必ず1つ | イニシエータにDestination名で関連づける | 他のイニシエータと共用できません。 |