バッチ受付サービスの環境作成は、バッチセットアップ情報ファイルの、ACCEPTOR要素および、QUEUE要素の情報をもとに、バッチ受付サービスが動作に必要なセットアップを、以下の順に行います。
バッチ実行サービスの環境作成を開始するときに、以下のメッセージを標準出力に出力します。
*********************************************************************** Starts creating batch acceptor service environment. *********************************************************************** |
バッチ受付サービスが使用するジョブスプールを作成します。作成時に、ジョブスプールを作成することを示す、以下のメッセージを標準出力に出力します。
Creates jobspool. |
3.2 btfwcrtjobspl(ジョブスプールの作成)を使用して、バッチセットアップ情報ファイルのBATCH要素に指定したディレクトリ配下に、ジョブスプールを作成します。
ジョブスプールの設定項目を、以下に示します
パラメタ | 設定内容 | |
---|---|---|
設定項目 | コマンド引数 | |
ジョブスプールの投入可能ジョブ数 | -s | BATCH要素の“MAXJob” |
ジョブスプール格納ディレクトリ名 | - | BATCH要素の“JobSpoolDir” |
btfwcrtjobsplコマンドで異常が発生した場合には、バッチサーバのセットアップコマンドは異常終了してセットアップは中断します。
ただし、ジョブスプールが作成済の場合には、メッセージラベルが“FSP_INS-JOB_BTFW”、メッセージ番号が“08004”のメッセージを標準出力に表示し、次の処理に遷移します。
バッチ受付サービスが使用するジョブログスプールを作成します。作成時に、ジョブログスプールを作成することを示す、以下のメッセージを標準出力に出力します。
Creates joblogspool. |
3.5 btfwcrtlogspl(ジョブログスプールの作成)を使用して、バッチセットアップ情報ファイルのBATCH要素に指定したディレクトリ配下に、ジョブログスプールを作成します。
ジョブログスプールの設定項目を、以下に示します
パラメタ | 設定内容 | |
---|---|---|
設定項目 | コマンド引数 | |
ジョブログスプール格納ディレクトリ名 | - | BATCH要素の“LogSpoolDir” |
btfwcrtlogsplコマンドで異常が発生した場合は、バッチサーバのセットアップコマンドは異常終了してセットアップは中断します。
ただし、ジョブログスプールが作成済の場合は、メッセージラベルが“FSP_INS-JOB_BTFW”、メッセージ番号が“08004”のメッセージを標準出力に表示し、次の処理に遷移します。
ジョブの実行環境単位に必要な、バッチ受付サービスの環境を作成します。作成時に、バッチ受付サービスの環境を作成することを示すメッセージを、標準出力に出力します。メッセージの出力例を以下に示します。
*********************************************************************** * Jobqueue/Initiator name : queue1 *********************************************************************** |
ジョブの実行環境単位に、5~6 を繰り返し行います。
バッチの実行環境にジョブを投入するための、ジョブキューを作成します。作成時に、ジョブキューを作成することを示すメッセージを、標準出力に出力します。メッセージの出力例を以下に示します。
Creates jobqueue. : NAME=('queue1') |
3.で作成したジョブスプールに、ジョブキューを作成します。
作成するジョブキューの設定項目を以下に示します。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
ジョブの多重度 | QUEUE要素の“Concurrency” |
投入可能ジョブ数 | 省略 |
実行経過時間制限値 | 省略 |
デフォルキュー指定 | 省略 |
ジョブキュー名 | QUEUE要素の“Name” |
ジョブキューの作成で異常が発生した場合は、バッチサーバのセットアップコマンドは異常終了してセットアップは中断します。
ただし、ジョブキューが作成済の場合は、メッセージラベルが“FSP_INS-JOB_BTFW”、メッセージ番号が“08004”のメッセージを標準出力に表示し、次の処理に遷移します。
セットアップが最後まで実施されると、以下のメッセージを標準出力に出力します。
FSP_IJOB_BTFW: INFO: 08000: Completed creating batch server environment. |