リモート印刷時にバーコードを補正する場合、以下の設定をします。
リスト管理サーバの以下のフォルダに、リモート印刷のバーコード補正機能ファイルをtext形式で作成します。
格納先:<List Worksインストール先フォルダ>\Manage\Print ファイル名:F5CWRBCV.ini
参考
「インストール媒体のSample」または「List Worksのインストール先フォルダ\Samples」フォルダ配下に、リモート印刷のバーコード補正機能ファイルのひな型が格納されています。
ひな型のファイル名:F5CWRBCV.ini
なお、ひな型の[印刷フォルダ]セクション名は印刷する印刷フォルダ名を、各補正値には適切な値を指定してください。
[印刷フォルダ]セクションに定義するキーを以下に示します。本セクションは、バーコード補正する印刷フォルダ名を[]で囲って指定します。必須項目です。複数の印刷フォルダを指定する場合は、複数のセクションを定義します。セクション内にキーを定義します。印刷フォルダ名は大文字・小文字を区別して指定します。
【EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのドット補正値】
バーコードの各バー幅を補正するドット数を「1」から「255」までの数値で指定します。指定されたドット数分、黒バーを細く、白バーを太くして、読み取り精度を向上させます。本キー名は大文字・小文字を区別して指定します。本キーは省略可能です。本キーの省略、または「1」から「255」以外の数値を指定した場合、本キーは無効になります。
また、基本モジュール幅以上のドット数を指定し、印刷した場合、印刷フォルダ内の帳票の状態が「異常」になります。イベントログに以下の内容が出力されます。
ソース:FUJITSU 帳票管理 イベントID:10 説明:以下の帳票で処理異常が発生しました。 帳票番号 00000XX タイトル XXXXXXX 作成日時 YYYYMMDDHHMMSS 作成者 XXXXXXX
注意
本キーの指定は、リモート印刷したバーコードが、読み取り可能かどうか確認していないプリンタで使用した場合、悪影響が出る可能性があるため、使用する場合は注意してください。
【EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのイメージ出力補正値】
バーコード全体を1つのイメージとして出力するかどうかを「0」か「1」の数値で指定します。イメージとして出力することで、読み取り精度を向上させます。
0:バーコード内の各バーを個々の図形として出力します 1:バーコード全体を1つのイメージとして出力します
本キー名は大文字・小文字を区別して指定します。本キーは省略可能です。省略した場合は「0」が指定されたものとみなされます。
注意
イメージで出力する場合、性能が劣化(処理性能劣化、スプールサイズ増大)しますので、性能面を考慮して指定してください。
印刷フォルダ「FUJITSU PS5110(総務)」にEAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのドット補正値「1」、印刷フォルダ「FUJITSU PS5110(経理)」にEAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのドット補正値「2」、EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのイメージ出力補正値「1」の指定例を以下に示します。
[FUJITSU PS5110(総務)] BarConveniDot=1 [FUJITSU PS5110(経理)] BarConveniDot=2 BarConveniImage=1
注意
F5CWRBCV.iniファイルは、シフトJISで記述してください。
追加した行の最後は、必ず改行してください。
1行1キーで指定してください。また、キーの値の後に、続けて全角の空白文字や半角の空白文字を入力しないで、改行してください。
F5CWRBCV.iniファイルにて設定した値は、再度リモート印刷したときから有効になります。
同じセクション名を複数指定した場合、またはセクション内で同じキー名を複数指定した場合、最初に指定した設定値が有効になります。