メモリ量の目安を説明します。
リスト管理サーバ
リスト管理サーバのメモリ量は、以下の式で算出できます。
なお、システム全体で使用するメモリ量は、リスト管理サーバで使用するメモリ量にオペレーティングシステムで推奨されているメモリ量を加算してください。
使用メモリ量 = (Javaのヒープ域サイズ (注1) × リスト管理サーバの起動プロセス数 (注2) + 512MB) + 帳票仕分けの加算値 (注3) + 印刷フォルダ内に残っている帳票数の和 × 64 KB + 保管データベースの使用量 (注4) 保管データベースの使用量 = 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注2))+ 共用バッファ(注5)
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブの「Javaのヒープ域サイズ」に指定した値により異なります。
512MBを指定した場合 :768MB 900MBを指定した場合 :1.4GB 1536MBを指定した場合:2.3GB 2048MBを指定した場合:3.0GB
リスト管理サーバの運用形態により異なります。
マルチプロセス運用を利用しない場合
1
マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブの「起動プロセス数」で指定した値
帳票仕分けを行う場合の加算値です(List Works EEのみ)。
仕分けする帳票の種類によって値が異なります。
帳票の種類 | 加算値 |
---|---|
富士通ホスト帳票 | ((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B) n1:CMレコードの定義数 |
一般アプリ帳票 | (注) (24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度 n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数 |
注:加算値の最大値は 2GBです。
List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。
保管データベースの使用量は、List Works組込データベースの使用量です。
製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。
共用バッファの使用メモリ量は、保管データベースの構築でsetupLWDB.batに指定する「RDB_BUFFER8K」の値から、以下のように計算します。なお、最大で530MBです。
1.「RDB_BUFFER8K」に指定する値を計算します。
1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数
「RDB_BUFFER8K」に指定する値は、算出された値によって、以下のように異なります。
算出された値 ≦ 4317の場合
4317
4317 < 算出された値 < 65535 の場合
算出された値
65535 ≦ 算出された値 の場合
65535
2. 必要なメモリ量を計算します。
「RDB_BUFFER8K」に指定する値 × 8KB
リスト管理サーバのメモリ量は、以下の式で算出できます。
なお、システム全体で使用するメモリ量は、リスト管理サーバで使用するメモリ量にオペレーティングシステムで推奨されているメモリ量を加算してください。
使用メモリ量 = (Javaのヒープ域サイズ (注1) × リスト管理サーバの起動プロセス数 (注2) + 512MB) + 帳票仕分けの加算値 (注3) + 保管データベースの使用量 (注4) 保管データベースの使用量 = 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注2))+ 共用バッファ(注5)
サーバ動作環境ファイルの「JAVA-HEAP-SIZE」キーワードに指定した値により異なります。
0(512MB)を指定した場合 :768MB 1(900MB)を指定した場合 :1.4GB 2(1536MB)を指定した場合:2.3GB 3(2048MB)を指定した場合:3.0GB
Solaris版の場合は、0または1のみ指定できます。
Solaris版の場合は、リスト管理サーバの運用形態により異なります。
マルチプロセス運用を利用しない場合
1
マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)
サーバ動作環境ファイルの「LWSV-PROCESS」キーワードで指定した値
Linux版の場合は、必ず「1」を指定します。
帳票仕分けを行う場合の加算値です(List Works EEのみ)。
仕分けする帳票の種類によって値が異なります。
帳票の種類 | 加算値 |
---|---|
富士通ホスト帳票 | ((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B)+(n4 × 64B) n1:CMレコードの定義数 |
NetCOBOL/MeFt帳票 | (注) (24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度 n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数 |
注:加算値の最大値は 2GBです。
List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。
保管データベースの使用量は、List Works組込データベースの使用量です。
製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。
rdbbufファイルのBUFFER8Kに4317を設定した場合:30MB
rdbbufファイルのBUFFER8Kに43170を設定した場合:300MB
Web連携は、以下のメモリ量が必要です。
参考
安定した運用を行うためには、コンテナ数を1~6としてください。コンテナ数が6を超える運用を行う場合、Webゲートウェイサーバを増設することをおすすめします。
使用メモリ量 = 512 MB + 512 MB ×起動コンテナ数 (注)
1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに同時にログインできる利用者数は、最大500人です。
1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を、同時に依頼できる利用者数は、最大50人です。
コンテナは、最大10コンテナまで起動できますが、他のアプリケーションがコンテナを利用している場合は、その数を引いた値が最大の数となります。
ハードディスク、CD-R、MOへのファイリングの場合は、以下の目安になります。
推奨実メモリ : 256 MB
使用メモリ : 2 MB
List Worksクライアント
List Worksクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。
1GB以上
8 MB
8 MB
注:Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。1つの帳票で外字やオーバレイを多数使用している場合や、大量にヒットする検索などを実行した場合は、より多くのメモリを消費します。
Webクライアント
Webクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。
1GB以上
18 MB
注:Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。