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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.18.1 Windows版の場合

プリンタの種類

List Worksでサポートするプリンタ装置には、以下のものがあります。運用環境に応じて使用するプリンタを決定してください。

注意

PostScriptドライバのプリンタは、網かけの透過モードをサポートしていないため、推奨できません。

パラレルポートへ接続するプリンタ

以下の条件を満たすプリンタが利用可能です。

  • 「LPTx:」のプリンタポート名を利用できること(x は、パラレルポート番号)


Standard TCP/IP PortまたはLPR Portにより接続できるプリンタ

以下の条件を満たすプリンタが利用できます。

  • 「WinPrint」のプリントプロセッサを利用できること


専用プリンタポートを使用しているプリンタ

PrintPartner  VSP,VSシリーズで、以下の専用プリンタポート名(プリンタポートの説明の名称を参照)を持ったプリンタに対応しています。

  • "VSP Network Port"

  • "VSP Network FMPort"

  • "VSP/VS Local Port"

  • "VSP/VS LanOption Port"

次のプリンタなどが該当します。

  • VSPカット紙ページプリンタ

  • PS5000シリーズプリンタ


VSPプリンタ

以下のプリンタドライバ名称(xxxは任意、省略可能)が添付されているVSPプリンタに対応しています。

  • "FUJITSU  PS5xxx"

  • "FUJITSU  VSP2xxx" (注)

  • "FUJITSU  VSP3xxx" (注)

  • "FUJITSU  VSP4xxx"

注:富士通ホスト帳票の場合、GDI印刷のみ可能です。

次のプリンタなどが該当します。

  • VSPカット紙ページプリンタ

  • PS5000シリーズプリンタ

なお、接続方法は専用プリンタポート(PrintWalker/PM)による接続が可能です。


Print Managerで管理されるプリンタ

Print Managerで管理されるプリンタに対応しています。


エラーの検出レベル

List Worksサーバのオペレーティングシステムのプリンタとして定義されたプリンタに印刷する場合のエラーの検出レベルについて説明します。

エラーの検出レベルは、プリンタの接続形態によって以下のものがあります。

プリンタの接続形態によっては、一覧画面の印刷中ページが更新されない場合があります。lprプロトコルでの接続、VSP Network ポートでの接続を利用してください。

また、さらに高信頼印刷を行う場合は、Print Managerの導入をお勧めします。


リスト管理サーバのサーバ機に直接接続されたプリンタの場合

リスト管理サーバのサーバ機(Windows サーバ)のパラレルポート(LPTx)に接続されたプリンタの場合、用紙なし、オフラインの状態だけをエラーとして検知することができます。電源の切断、用紙詰まり、ハードエラーなどは、すべてオフラインとして通知されます。また、印刷に失敗した正確なページ数は表示することができません。

オフィス コンピュータや富士通ホストとは異なり、きめ細かい状態が通知されないことに注意してください。

なお、シリアルポート(COMx)接続のプリンタは、サポートしていません。


Standard TCP/IP PortまたはLPR Portでネットワーク接続されたプリンタの場合

通常のネットワークプリンタや、LANBOX 装置を経由して接続されたプリンタなどが含まれます。プリンタの印刷状況や印刷の失敗などを検知することはできません。


VSP Networkポート(PrintWalker/PM)で接続されたプリンタの場合

VSPを使用する場合の接続方法です。信頼性の高い印刷制御(プリンタのエラー検出、およびエラーページからの再出力など)が提供されます。

VSPは、運用モードの設定により66XX形式での印刷の可否が固定されるため、VSPの装置のモードは以下のように設定する必要があります。

  • 66XX形式で印刷するとき:66XXエミュレーションモード

  • 66XX形式以外で印刷するとき:FMエミュレーションモード

各運用モードにおいて、List Worksで以下の設定を行う必要があります。

66XXエミュレーションモードの場合
  • 受信フォルダのプロパティで【VSPシリーズにホスト帳票を印刷する】をチェックする

  • リモート印刷時に【VSPシリーズにホスト帳票を印刷する】をチェックする

FMエミュレーションモードの場合
  • 受信フォルダのプロパティで【VSPシリーズにホスト帳票を印刷する】をチェックしない

  • リモート印刷時に【VSPシリーズにホスト帳票を印刷する】をチェックしない

なお、66XXエミュレーションモードでの印刷は、FNA通信形態を利用した分散印刷のみ利用できます。