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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.13 登録通知の自動メール配信の設計 <Windows版のみ>

帳票が登録されたときに、登録通知メールを配信するかどうかを設計します。

メールを配信する場合は、以下の項目について検討します。この情報は、リスト管理サーバの環境設定や帳票の登録時に付加する帳票情報に有効になります。

設定する情報

登録通知の自動メール配信を行う場合は、以下の情報を運用に合わせて設定します。

注意

メール配信で使用するメールサーバのポート番号は25です。この番号を変更することはできません。

設定方法

以下の方法で、設定することができます。

複数箇所で設定した場合は、情報連携で設定した値が優先されます。


リスト管理サーバ環境設定で設定

リスト管理サーバごとに送信情報を設定することができます。リスト管理サーバの環境設定で自動メール配信の種別やSMTPの送信情報を設定します。SMTPの送信情報には、メールサーバ名、あて先、送信元、および名前があります。

リスト管理サーバの環境設定については、“セットアップガイド”を参照してください。

帳票出力時に帳票情報を設定(情報連携)

帳票出力元で、帳票ごとに自動メール配信用の帳票情報を設定して連携することができます。扱う帳票によって設定方法が異なります。

一般アプリ帳票の場合

List Worksプリンタドライバのプロパティ(メール送信)に必要な帳票情報を設定します。

List Worksプリンタドライバの環境設定については、“セットアップガイド”を参照してください。

リスト管理サーバの管理情報定義ファイルに必要な帳票情報を設定することもできます。この場合は、List Worksプリンタドライバに設定した値よりも優先されます。

管理情報定義ファイルの設定については、“4.1.2 管理情報定義ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
NetCOBOL/MeFt帳票の場合

NetCOBOL/MeFt帳票の場合は、電子帳票情報ファイルに必要な帳票情報を設定します。

帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
List Creator帳票の場合

List Creator帳票の場合は、以下のいずれかで帳票情報を設定できます。

  • List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプション

  • 電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションで指定)

  • List Creatorデザイナの帳票業務情報

    帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。

List Creatorデザイナでの設定、およびprprintコマンドについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。

富士通ホスト帳票の場合

APS/NP、PrintASSORT、またはOSIV LISTVIEWに必要な帳票情報を設定して帳票登録時に連携します。

帳票情報の設定については、“4.5 富士通ホスト帳票の帳票情報”を参照してください。

注意

帳票出力時に帳票情報を設定して自動メール配信を行う場合も、リスト管理サーバ環境設定でSMTPの送信情報(メールサーバ名、あて先、送信元、名前)を設定しておく必要があります。

設定時のキー

情報連携により登録通知の自動メール配信を行うときは、帳票情報をそれぞれ以下のキーに設定します。

自動メール配信の種別には、登録通知の自動メール配信として「1:帳票エントリファイルを送信する」または「2:帳票ファイルを送信する」を指定します。

帳票情報

管理情報定義ファイル

電子帳票情報ファイル

APS/NPまたはPrintASSORTと情報連携

OSIV LISTVIEW
と情報連携

自動メール配信の種別

TOL-FLG

TOL-FLG

LV-TOL-FLG

LVSVINF
LV-DEF(LV-TOL-FLG)
または
SPLRCV
LV-DEF(LV-TOL-FLG)

自動メール配信のあて先

MAIL-TO

MAIL-TO

LV-MAIL-TO

LVSVINF
LV-DEF(LV-MAIL-TO)

自動メール配信時の
オーバレイ添付の有無

TOL-OVL

LV-TOL-OVL

LVSVINF
LV-DEF(LV-TOL-OVL)
または
SPLRCV
LV-DEF(LV-TOL-OVL)


注意

  • メール配信では、送信情報の名前・メールの表題・メールの本文をJISコードに変換して送信します。JISコードの変換では、以下のように変換されます。

    • 半角カナ文字は、全角カナ文字に変換されます。

    • 変換元の文字コードに対応する文字が、変換先の文字コード(JIS)にない場合は、アンダースコア「_」に変換されます。

    • コロン「:」は、「":"」に変換される場合があります。

    このため、送信時に指定した送信情報の名前・メールの表題・メールの本文と、受信時の送信情報の名前・メールの表題・メールの本文が異なる場合があります。

  • メールの表題にイコール「=」が含まれている場合は、メールの表題が正しく送信されません。

  • エラーが発生した場合は、操作ログ、およびイベントログにエラー情報が出力されます。

     操作ログ、イベントログの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。