帳票をPDF形式に変換する場合の留意事項について説明します。
変換可能なページ数は最大8000ページです。8000ページを超える帳票を指定する場合はエラーになります。Webクライアントでは、8000ページを超える帳票は、【PDF保存】ボタンが表示されません。
大量ページのPDF変換は、サーバの負荷が非常に高くなるため、8000ページを上限としています。
List CreatorのPDFフォント登録機能を使用して、フォントを10種類以上登録する場合は、PDFファイルの生成性能が劣化する可能性があります。
以下の情報は、PDF変換されません。
ID印刷によって出力される情報
Windows版 List WorksサーバからSolaris版/Linux版 List Worksサーバに仕分けられた一般アプリ帳票の、図形データ(表、罫線など)およびバーコード
帳票に記入されている記入情報
一般アプリ帳票のバーコードについては、バーコードリーダによる読み込みを保証していません。
List Creatorデザイナ、またはFORMのPowerFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL6)の場合、矩形オーバレイ文字は表示されません。
オーバレイはベクトルオーバレイ、ドットオーバレイの順に優先されて変換されます。
変換後のPDFファイルは、変換前の帳票と比べて面塗り属性、線属性、バーコードなどが多少異なる場合があります。
組み込みメディアがクリッピングされている場合、解像度にかかわらず72dpiで変換されます。このため、変換後のPDFファイルでは、組み込みメディアが変換前の帳票と異なる場合があります。
変換後のPDFファイルは、印刷データ/オーバレイに設定されている色が有効となります。設定されていない場合はモノクロとなります。
Adobe Readerには、文書を変更する機能がありません。このため、「文書変更許可指定」および「注釈/フォームフィールド追加変更許可指定」に「許可する」を指定してPDF変換しても、Adobe Readerでは文書を変更することはできません。
「文書変更許可指定」および「注釈/フォームフィールド追加変更許可指定」に「許可する」を指定して変換したPDFファイルは、Adobe Readerで表示した場合、セキュリティ情報に「許可しない」と表示される場合があります。「許可しない」と表示された場合でも、指定した「文書変更許可指定」および「注釈/フォームフィールド追加変更許可指定」は、正常に設定されています。
参考
PDF形式への変換は、List Creator Enterprise Editionと連携して行われます。PDF変換時の制限事項や注意事項については、“List Creatorのマニュアル”も合わせて参照してください。