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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能解説書(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

2.5.1 印刷データ

印刷データとは、帳票のデータ部分のことです。スプールデータ、出力データとも呼びます。印刷データは、List Worksでは改ざんできません。

印刷データはList Worksで扱うことができる形式に変換されます。変換されたものをList Works帳票と呼びます。

扱える印刷データ

帳票保管活用機能で扱える印刷データを以下に示します。

扱える印刷データ

説明

一般アプリ帳票のデータ

Windows上で動作する会計パッケージなどの一般アプリケーションパッケージで印刷できるデータのことです。

Windows版 のみサポートしています。

NetCOBOL/MeFt帳票の印刷データ

Windowsサーバ、またはSolaris上のアプリケーションで作成した帳票をNetCOBOLと直接連携、またはMeFt経由によるNetCOBOLとの連携により印刷するデータのことです。

List Creator帳票の印刷データ

List CreatorまたはInterstage List Managerで作成した印刷データのことです。

富士通ホスト帳票の印刷データ

富士通ホストで作成した、NLP/CLP装置で印刷できるJEF形式(F6671、F6672、SIA)の印刷データのことです。

IBMビジネスサーバ帳票の印刷データ

IBMビジネスサーバ(AS/400、iSeries)上で作成した印刷データのことです。

Windows版 のみサポートしています。

印刷データを扱う場合の留意事項については、“設計・運用ガイド”の“帳票を扱う場合の留意事項”を参照してください。

印刷データで扱うときに注意が必要な文字

以下の文字を扱う場合は、注意してください。

印刷データのページ数

1つの帳票について、扱うことができる印刷データの最大ページ数は、約20万ページ(ファイルサイズ 1.8GB)です。

ただし、Windows版 では、扱うことができる富士通ホスト帳票の最大ページ数は、65535ページです。65535ページを超えた場合、帳票出力アプリケーションで分割して下さい。


印刷データのコード系

扱うことができる印刷データのコード系を以下に示します。


印刷データ

コード系

一般アプリ帳票のデータ

シフトJIS

Unicode(UCS-2)

Unicode(UTF-8)

Unicode(UTF-16)

Windowsサーバ上で作成したNetCOBOL/MeFt帳票の印刷データ

シフトJIS

Unicode(UCS-2)

Unicode(UTF-8)

Unicode(UTF-16 リトルデンディアン)

Unicode(UTF-16 ビッグエンディアン)

Unicode(UTF-32 リトルデンディアン)

Unicode(UTF-32 ビッグエンディアン)

Windowsサーバ上で作成したList Creator帳票の印刷データ

シフトJIS

Unicode(UCS-2)

Unicode(UTF-8)

Unicode(UTF16 リトルエンディアン)

Unicode(UTF16 ビッグエンディアン)

Solaris上で作成したNetCOBOL/MeFt帳票やList Creator帳票の印刷データ

シフトJIS

EUC

Unicode(UTF-8)

Linux 上で作成したList Creator 帳票の印刷データ

EUC

Unicode(UTF-8)

富士通ホスト帳票の印刷データ

JEF

IBMビジネスサーバの印刷データ

IBMビジネスサーバのコード系


印刷データとして扱うことができるバーコード

NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の場合、バーコードを扱うことができます。富士通ホスト帳票の場合、バーコードの制御コードはサポートしません。バーコードデータは、読み飛ばされます。

以下にList Worksで扱うことができるバーコードを示します。なお、100%の倍率で出力したときの読み取り精度を基準にしています。

バーコード種別

帳票の表示

印刷

PDF変換 (注1)

JAN標準

JAN短縮

Code 3 of 9

Code 3 of 9(EIAJ準拠)

×

×

×

INDUSTRIAL 2 OUT OF 5

INTERLEAVED 2 OUT OF 5

NW-7

カスタマ  (注2)

QR Code(モデル1)  (注3)

QR Code(モデル2)  (注3)

マイクロQRCode

×

×

×

PDF417

×

×

×

Maxicode

×

×

×

Code128

EAN-128

EAN-128(コンビニエンスストア向け)  (注4,5)

×

UPC バージョンA

UPC バージョンE

EAN-13

Delivery Point Code(U.S.POSTNET)

ZIP+4 Code(U.S.POSTNET)

5-Digit Zip Code(U.S.POSTNET)

FIM A(U.S.Postal FIM)

FIM B(U.S.Postal FIM)

FIM C(U.S.Postal FIM)

物流コード標準バージョン

物流コード拡張バージョン

物流コードアドオンバージョン

△(注6)

×

○:サポート
×:未サポート
△:OSや機能によりサポート状況が異なる(注を参照)

注1:

帳票の登録時自動PDFメール配信、帳票の登録時自動PDF帳票作成、帳票のPDF一括変換、サーバ機能APIによるPDF変換、およびWebクライアントのPDF表示/保存を指します。

注2:

7桁目までに数字以外を指定すると、印刷データは登録できません。ログ(lwapilog.csv)にエラーが出力されます。

注3:

バーコードを分割する場合は、分割方向に応じて適切なサイズ(横幅、縦幅)を指定してください。適切なサイズを指定していない場合、バーコードが表示されなかったり、正しく表示/印刷されない場合があります。

注4:

EAN-128(コンビニエンスストア向け)の表示はできません。バーコードが表示される位置には、点線の矩形が表示されます。
印刷、PDF変換は、正しく出力されます。ただし、低解像度(300dpi未満)では、正しく出力されない場合があるので、高解像度(300dpi以上)で出力してください。

注5:

印刷するプリンタによっては、EAN-128(コンビニエンスストア向け)の印刷結果が、バーコードリーダで正しく読み取れない場合があります。その場合は、バーコード補正機能により読み取り精度を向上させることができます。

 詳細は、“設計・運用ガイド”を参照してください。
注6:

Linux版でリモート印刷する場合は、未サポートです。

注意

  • 一般アプリ帳票のバーコードについては、印刷、およびPDF 変換後の印刷について、バーコードリーダの読み込みを保証できません。

  • 富士通ホスト帳票の場合、バーコードの制御コードはサポートしません。バーコードデータは、読み飛ばされます。

  • 用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、運用を開始する前に、バーコードを出力し、読み込めることを確認してください。以下の場合、正しく表示/印刷されない場合があります。

    • サイズが不適切な場合

      バーコードのサイズは適切な値を指定してください。

    • 100%以外の倍率で出力する場合