ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能解説書(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

1.3.1 List Worksによる帳票保管活用

帳票保管活用機能の利用により、List Worksは、紙に出力している帳票を電子化し、帳票のデータを活用します。経費削減、情報提供のスピード化、およびデータの有効利用を図ることができます。

帳票保管活用機能を利用したList Worksの位置付けや特長について説明します。

(1) 位置付け

帳票保管活用機能を利用したList Worksの位置付けについて説明します。


帳票共有・活用を実現するList Works

帳票保管活用機能では、以下のような、様々な帳票を扱うことができます。

  • Windows上の会計パッケージなどの一般アプリケーションパッケージで作成した帳票(一般アプリ帳票)

  • NetCOBOL/MeFtと連携したアプリケーションで作成した帳票(NetCOBOL/MeFt帳票)

  • List CreatorまたはInterstage List Managerで作成した帳票(List Creator帳票)

  • 富士通ホストで作成した帳票(富士通ホスト帳票)

  • IBMビジネスサーバ上で作成した帳票(IBMビジネスサーバ帳票)

SFA(営業支援システム)、EIS(役員情報システム)などのシステムから、List Worksが統合する各種帳票を活用することができます。帳票は、企業における貴重な情報の宝庫です。List Worksは、多様な帳票出力サービスを統合し、情報の共有と活用を実現します。


帳票管理基盤としてのList Works

マルチベンダ環境で作成された帳票を、仕分けから配付まで管理し、堅実なセキュリティと集中管理を実現します。List Worksは、帳票管理基盤として、帳票業務システムの中核を担います。

様々な帳票出力アプリケーションで出力された帳票を受信し、帳票に付加された情報やオーバレイ名などで、自動的に保管先や配付先の仕分けを行います。仕分けの際に、帳票名や作成者などの情報を付加したり、帳票を分割したりすることも可能です。

帳票の印刷や印刷状態の監視、ハードディスク、MO、CD-Rへのファイリングやファイリングの状態監視などができます。保存期限切れの帳票を自動的に削除したり、帳票の流出を防止したりするなど、帳票のライフサイクルやセキュリティの管理も行います。

(2) 帳票保管活用機能の特長

帳票保管活用機能の特長を以下に示します。


幅広い電子帳票運用を実現

帳票の利用部門を限定したクライアントサーバシステムから、営業所や支店、取引先からも利用できるWebによるイントラネット/エクストラネット運用まで、システムの適応範囲も柔軟に対応できます。

それぞれの帳票業務にあわせた、システム構築が可能です。


多彩なアプリケーション出力サービスを統合

基幹業務や、部門ごとの業務アプリケーションによる出力帳票など、異なるシステムで作成された帳票を幅広くサポートしています。多様なプラットフォームから出力される帳票を集約し、仕分けから配付まで一括集中管理を実現します。

List Worksは、基幹系システムからオープンシステムまで、多様な環境にもシームレスな帳票の運用と管理を実現します。


既存システムにアドオンするだけで、運用可能

既存の資産はそのまま利用でき、無理のない電子化運用を実現できます。帳票出力元のアプリケーションに変更を加える必要はありません。帳票出力先の変更や振り分け先の追加など、簡単な作業だけで導入できます。フォームオーバレイパターンもそのまま利用でき、固有の外字も表示・印刷できます。

List Worksは、帳票資産や既存システムを最大限に活用し、スムーズな導入・運用を実現します。