Mirroring Controllerの資源のディスク配置について説明します。
Mirroring Controllerの資源を配置するディスクは、以下を考慮してください。
RLP配下のRLMおよびRLCファイルは、1つのストレージシステム筐体内に配置してください。
DCUの主系RLPと従系RLPは、1つのストレージシステム筐体内に配置してください。
危険分散および負荷分散の観点から、RLPごとに物理ディスクを分けて配置することを推奨します。
危険分散および負荷分散の観点から、RLMとRLCファイルは物理ディスクを分けて配置することを推奨します。
図C.1 ディスク配置
RERUNログ書き込み時の性能を保証するために、RLCファイルを配置する物理ディスクには、他のファイル(他のRLCファイルを含む)を配置しないことを推奨します。
RLM、RLCファイル、RERUNログ引継ぎファイル、RERUNログ抽出ファイルは、メディア障害などで利用不可能になった場合に、DCUの再構築やデータベースの全件複写が必要になる場合があります。このため、これらの配置先ディスクは、二重化を推奨します。
PRIMECLUSTER GDSによる二重化を使用する場合、RLMとRLCファイルを配置するボリュームについては、SDXオブジェクトのスライス単位のレプリケーション運用方式(GDS Snapshotを使用しない方式)を使用してください。
RLP管理オブジェクトを配置するデータベーススペースは、Symfoware Serverが推奨するディスク配置と同じ考え方で設計してください。
DBミラーリング動作環境ファイルに指定するモニタ管理ファイルはなるべく負荷の低いディスクに配置することを推奨します。
モニタ管理ファイルがメディア障害などで利用不可能になった場合、業務の継続ができなくなります。このため、モニタ管理ファイルを配置するディレクトリは、ディスクの二重化などの対策を行ってください。
なお、配置先のディスクを多く準備できない場合でも、下記については優先的に設定してください。
RLCファイルを配置する物理ディスクには、他のファイル(他のRLCファイルを含む)を配置しないでください。特にSymfoware/RDBのテンポラリログファイルなど負荷の高い資源は配置しないでください。
モニタ管理ファイルがメディア障害などで利用不可能になった場合、業務の継続ができなくなります。このため、モニタ管理ファイルを配置するディレクトリは、ディスクの二重化などの対策を行ってください。
参照
SDXオブジェクトのスライス単位のレプリケーション運用については“ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書”、または“ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド”を参照してください。