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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

6.2.1 RDBディクショナリのリカバリ

RDBディクショナリのリカバリは、rdbrcvdicコマンドのFWモードまたはrdbrcvdicコマンドのLOADモードで行います。

アーカイブログ運用を行っている場合

rdbrcvdicコマンドのFWモードにより、最新状態までリカバリします。

アーカイブログ運用を行っていない場合

rdbrcvdicコマンドのLOADモードにより、RDBディクショナリの退避データ取得時点までリカバリします。なお、格納データを暗号化している場合は、RDBディクショナリの退避データを取得した時点のマスタ暗号化キーファイルをバックアップから戻してください。その際、マスタ暗号化キーファイルの絶対パス名は、取得時点と同じでなければなりません。


運用のRDBシステムにおいて以下の手順でリカバリをしてください。

参照

各コマンドのオプションの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

リカバリ操作の手順

(1)スタンバイクラスのクラスタサービスを停止します。    ―――― クラスタ運用管理
                                                                ビューまたは
                                                                clstopsvcコマンド
(2)媒体障害の場合は、障害ディスクを取り換えます。    ―――― CE作業
    ディスク交換後、以下の作業を忘れずに行ってください。
    ・パーティション分割
    ・NTFSフォーマット(RDBの資源をNTFSファイルに配置している場合のみ)
    ・論理ドライブ名の設定(RDBの資源をローデバイスに配置している場合のみ)
(3)ディスクリソースを活性状態にします。
    ディスクリソースの活性手順は、
    “5.1.2 ディスクリソースを活性状態にする”
    を参照してください。
(4)rdbrcvdicコマンドのFWモードでRDBディクショナリ
    のみをリカバリします。                             ―――― rdbrcvdicコマンド
                                                                (FWモードかつ
                                                                 zオプション)
(5)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)              ―――― rdbstartコマンド
(6)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)              ―――― rdbstopコマンド
(7)ディスクリソースを非活性状態にします。
    ディスクリソースの非活性手順は、
    “5.1.4 ディスクリソースを非活性状態にする”
    を参照してください。
(8)スタンバイクラスのクラスタサービスを起動します。    ―――― クラスタ運用管理
                                                                ビューまたは
                                                                clstartsvcコマンド
(9)RDBディクショナリの退避データを取得します。         ―――― rdbdmpdicコマンド