以下の環境からList Worksのクライアントサーバ運用へ移行するコマンドです。
LISTVIEWのファイル共有運用
LISTVIEWのクライアントサーバ運用
List Worksのファイル共有運用
本コマンドは、管理者だけが実行することができます。
注意
本コマンドで、一度、List Works V6.0L10のクライアントサーバ運用へ移行した後に、F5CWTRLW.EXEで今VLのList Worksに移行します。
LISTVIEWのファイル共有運用からList Worksのクライアントサーバ運用へ移行を実行します。
形式
F5CWFRGD.EXE [-S] [-H] [-M]
説明
限定登録をする場合に指定します。指定がない場合は全体登録します。
全体登録とは、指定されたフォルダの場所、および配下のサブフォルダを一括して登録することです。
限定登録とは、指定されたフォルダの場所と、配下の帳票が存在するフォルダを登録することです。配下のサブフォルダから、帳票(.SPLファイル)が存在するフォルダを登録します。帳票の存在しないフォルダは登録されません。ただし、下位のサブフォルダを登録するときに限り、階層構造を保証するために、途中のサブフォルダも登録します。
移行ツールのダイアログボックスを表示しません。ダイアログボックスで保管フォルダの定義を省略して、フォルダを再作成するときに指定します。
すでに保管フォルダとして登録されているフォルダを本コマンドで移行する保管フォルダの内容に置き換えます。
既存のフォルダ情報は、List Worksのインストール先フォルダ内の
「Manage\FolManage\FolManager.Inf.Old」に退避されます。既存のフォルダがあり-Mパラメタの指定をしないときは、既存のフォルダに追加されます。
なお、フォルダの情報は、List Worksのインストール先フォルダ内の
「Manage\FolManage\FolManager.Inf.Old」で管理されています。
保管フォルダ | -M指定 | |
---|---|---|
あり | なし | |
なし | フォルダ新規作成 | フォルダ新規作成 |
あり | フォルダ退避後上書き登録 | フォルダ退避後追加登録 |
使用例
移行元のフォルダ配下にサブフォルダがあり、そのフォルダ内の帳票(.SPLファイル)の有無にかかわらず、すべてのフォルダを移行します。
F5CWFRGD.EXE
(2) LISTVIEWのクライアントサーバ運用、またはList Worksのファイル共有運用から移行する場合
LISTVIEWのクライアントサーバ運用、またはList Worksのファイル共有運用から、List Worksのクライアントサーバ運用へ移行を実行します。
形式
F5CWFRGD.EXE -K[管理簿ファイルの格納先] [-H]
空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のダブルクォーテーション「""」で囲みます。「""」は長さに含みません。
説明
LISTVIEWクライアント運用環境からの移行を指示します。
LISTVIEWの管理簿ファイルの格納先を物理パスで指定します。
パスを省略した場合、レジストリから管理簿ファイルの格納先を取り出します。
移行ツールのダイアログボックスを表示しません。このパラメタは省略可能です。このパラメタを指定しない場合は、移行ツールのダイアログボックスを表示します。
使用例
LISTVIEWクライアントサーバ運用からList Worksのクライアントサーバ運用へ移行します。
F5CWFRGD.EXE -K -H