F5AAINETCTLオブジェクトで使用可能なメソッドとプロパティの一覧を示します。
メソッド名 | 機能 |
---|---|
Init | スクリプトの動作環境の初期化 |
プロパティ名 | 設定 | 参照 | 機能 |
---|---|---|---|
url | ○ | ○ | WSMGR for Webの仮想ディレクトリのURL(絶対パス指定) |
User | ○ | ○ | WSMGR for Webのユーザ名 |
Pw | ○ | ○ | WSMGR for Webのパスワード |
Icon | ○ | ○ | 接続アイコン名 |
Scope | ○ | ○ | 対象とする接続アイコン(ユーザかグループか) |
IsReady | - | ○ | 初期化が完了しているかどうかを示すフラグ |
IconCount | - | ○ | 接続アイコンの個数 |
IconName | - | ○ | 接続アイコン名 |
スクリプトの動作環境の初期化
スクリプトを動作させるための初期化処理を行います。ここでは、次の初期化処理を行います。
WSMGR for Webの認証
必要なコンポーネント、リソースのダウンロード
●呼び出し形式
init()
●パラメータ
パラメータはありませんが、次の関連プロパティをあらかじめ設定してください。
プロパティ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
url | WSMGR for Webの仮想ディレクトリのURL | 省略できません |
User | WSMGR for Webのユーザ名 | 簡易シングルサインオンユーザ名または自動ログオンユーザ名 |
Pw | WSMGR for Webのパスワード | 空白 |
Icon | 使用する接続アイコン名 | 1番目の接続アイコン |
Scope | 対象とする接続アイコン | user |
注意
iconプロパティに設定する接続アイコンの表示スタイルが「フレームウィンドウでエミュレータを表示」になっている場合、スクリプトによるエミュレータの制御ができないためinitメソッドでエラーを返します。管理ツールを使用して接続アイコンの表示スタイルを「ブラウザの中でエミュレータを表示する」に設定を変更してください。
initメソッドを複数同時に実行することはできません。initメソッドを複数実行する場合は、実行中のinitメソッドが完了してから、次のinitメソッドを実行してください。
●リターン値
正常の場合は0、エラーの場合は次の値になります。
値 | 説明 |
---|---|
1 | パラメータが不正です。ユーザ名、パスワード、接続アイコン名などを確認してください。 |
2 | メモリ不足が発生しました。 |
12 | エラーにより処理が異常終了しました。 |
24 | 表示スタイルがフレームウィンドウになっている接続アイコンは指定できません。 |
25 | すでに同じ接続アイコンが起動しています。 |
スクリプトが使用できる動作環境が整っているかどうかを示します。初期化が完了しているときはTRUE、完了していない場合はFALSEとなります。必ず、このプロパティで初期化が完了していることを確認して、F5AAUIMAINオブジェクトを初期化、実行してください。
ユーザで利用可能な接続アイコンの個数を示します。initメソッドを使用して初期化が完了した後に参照できます。
指定インデックスの接続アイコン名を示します。initメソッドを使用して初期化が完了した後に参照できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
F5AAINETCTL.user = "user1"; // ユーザ名 F5AAINETCTL.pw = "password"; // パスワード F5AAINETCTL.scope = "user"; // ユーザで定義された接続アイコンを対象 F5AAINETCTL.url = location.href + F5AAINETCTL.codeBase; // 初期化 F5AAINETCTL.init(); // 接続アイコンの個数を取得 count = F5AAINETCTL.IconCount; // 接続アイコン名を表示 for(i = 0; i < count; i++) { alert(F5aaInetCtl.IconName(i)); }