31.7.1 WsmgrWidget.eventオブジェクト

load、click、changeイベントの発生時にコールバック関数に渡されるオブジェクトについて記載します。
イベントの発生タイミングについてはbindメソッドの説明を参照してください。

コールバック関数に渡されるオブジェクトはWsmgrWidgetオブジェクトを拡張したオブジェクトになります。

■部品スタイル共通

●発生イベント

イベント名	説明
load	部品ロード時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
dspemu	ユーザがインスタンスを生成したWsmgrDspemuオブジェクト

■button、link、image、labelスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
click	部品クリック時

■calendarスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
click	カレンダーのクリック時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
value	カレンダーで選択した日付

■check、radioスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
click	ラジオボタン、チェックボックスのクリック時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
checked	ラジオボタン、チェックボックスの選択状態 true：選択状態 false：非選択状態

■selectスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
change	リストボックス選択時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
value	選択した文字列

■assistスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
change	入力ボックスの内容変更時
click	入力候補リスト選択時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
data	changeイベント：入力文字列 clickイベント：候補リストから選択した文字列
index	入力候補リストからユーザが選択した位置(0～)

ポイント

assistスタイルのchangeイベントでは入力候補リストに表示する文字列を制御します。
候補リストに表示する文字列は、コールバック関数の戻り値に配列を指定してください。
assistスタイルのclickイベントでは入力候補リスト選択時の処理を記載します。

●JavaScriptを用いて記述した例

var assist = new WsmgrWidget('assist');
// 候補リストに表示する文字列を制御
assist.bind('change', function (e) {
    return ['担当1', '担当2', '担当3', '担当4', '担当5'];
}
// 候補リスト選択時の処理
assist.bind('click', function (e) {
    // エミュレータにキー入力
    var field = e.dspemu.screen.findField('担当者');
    field = field.getNextInputField();
    field.setText(e.value);
}

■editスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
change	入力ボックスの内容変更時

●メンバ変数

メンバ変数	説明
value	入力文字列

■tableスタイル

●発生イベント

イベント名	説明
click	クリック時テーブルの列スタイルがlink、radio、checkの場合に発生
change	入力内容変更時テーブルの列スタイルがedit、calendarの場合に発生

●テーブル部品共通のメンバ変数

メンバ変数	説明
position	表示テーブルの行列を示す位置情報オブジェクト
position.row	テーブルの行位置
position.column	テーブルの列位置
position.rowSize	テーブルの行サイズ
position.columnSize	テーブルの列サイズ
style	テーブル列の表示スタイル
id	テーブル部品のid

●editスタイルのメンバ変数

メンバ変数	説明
value	入力文字列

●linkスタイルのメンバ変数

メンバ変数	説明
value	クリックされたテーブルセルの表示文字列

●check、radioスタイルのメンバ変数

メンバ変数	説明
value	チェック状態 true：選択状態 false：非選択状態

●calendarスタイルのメンバ変数

メンバ変数	説明
value	カレンダーで選択した日付、またはカレンダー入力ボックスの入力文字列