FEXPORTコマンドの入力形式は次のとおりです。
コマンド | オペランド |
---|---|
FEXPORT | 〈データセット指定〉 |
注意
実際の入力では、コマンド・オペランドは複数行に分けずに、空白で区切りながら連続して入力してください。
例) FEXPORT TEST.DATA REPLACE
■各オペランドの説明
端末からホストへ転送したデータを格納するホストのデータセットを指定します。データセット中にメンバ指定があるならば区分データセットが対象となり、メンバ指定がないならば順データセットが対象となります。
REPLACE/ADDオペランドは、ホストへ転送したデータの収納方法を指定します。どちらかのオペランドを指定するか、またはどちらも指定しないで省略することもできます。オペランドの指定方法により、次のような動作が行われます。
オペランド | 動作 |
---|---|
REPLACEを指定した場合 | 既存の順データセット全体、または区分データセットの1メンバの内容を転送データで置き換えることが指示されます。 |
ADDを指定した場合 | 既存の順データセットの内容に転送データを追加することが指示されます。このとき、データセットの属性(レコード長、レコード形式)とパソコンのファイル属性は一致する必要があります。 |
省略した場合 | 新規にデータセットが生成され、これに転送したデータが格納されます。 |
端末の操作を自動化するために、DUETユーティリティで作成したパラメータリストの指定を行います。パラメータリストの指定は、パラメータリストファイル名、パラメータリスト識別番号によって行います。
参考
パラメータリストファイル名の指定に際して、ピリオド(.)はアットマーク1個(@)に、コロン(:)はアットマーク2個(@@)に、それぞれ置き換えて入力します。パラメータリストファイル名は、これらの記号(@、@@)も含めて8文字以内でなければなりません。「.」1個が「@」1個と覚えておくとわかりやすくなります。
例) パラメータリストファイル名がD.Pの場合、D@Pと入力。
パラメータリストファイル名の指定に、ドライブ/パスのどちらも指定しなかった場合に使用するデフォルトの検索パスは、ファイル転送パラメータリストファイルリソース格納ディレクトリとなります。
USINGオペランドを使ってパラメータリストファイルを指定するには、あらかじめパラメータの設定を登録しておく必要があります。(→「23.5 DUETユーティリティ」参照)
OPERATE/NOOPERATEオペランドは、USINGオペランド使用時のみ有効となります。どちらかのオペランドを指定してください。オペランドの指定方法により、次のような動作が行われます。
オペランド | 動作 |
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OPERATEを指定した場合 | [ファイル送信設定]ダイアログが表示され、パラメータリストの内容変更が可能になります。 |
NOOPERATEを指定した場合 | USINGで指定したパラメータリストの内容に従って、自動的にファイル転送が行われます。このとき、[ファイル送信設定]ダイアログは表示されません。 |
省略した場合 | NOOPERATEオペランドが指定されたものとみなされます。 |
参考
NOOPERATEオペランドを使って自動的にファイルを送信するには、あらかじめパラメータの設定を登録しておく必要があります。(→「23.5 DUETユーティリティ」参照)
■FEXPORTコマンド入力例
データセットTEST.DATA を新規に作成します。
データセットTEST.DATA を転送データで置き換えます。
パラメータリストを使用し、自動モードでデータセットを新規に作成します。
パラメータリストファイル名= D.P
パラメータリスト識別番号 = 1