1)操作履歴として記録されるデータ
操作履歴に履歴データとして記録されるホストへの送信データは、入力操作、アテンションキー操作、ローカルコピー操作などです。ホスト画面データなどの受信データや、ファイル転送時に送受信する転送データの内容は記録されません。
2)保存される操作履歴
保存される操作履歴について説明します。
操作履歴ファイル名:
操作履歴ファイルは「HAYYMMDD.nnn」の形式で保存されます。
HA:ユーザ操作履歴のデータを表す固定文字
YYMMDD:履歴データファイル作成の年月日
nnn:16進数[001~FFF](10進数[001~4096])までの連続番号
操作履歴ファイルのファイルサイズと作成単位について:
1ファイルのサイズは最大10MBで、1日の最初に作成されるファイル名の拡張子は001となります。
例)2006年2月25日の最初に作成されたファイル
ファイル名:「HA060225.001」
1日分の操作履歴として保存されるデータ量が10MBを超える場合は、ファイル名の拡張子を001~FFFまでの連続番号とした新しいファイルを順に最大4096個まで作成します。ファイル数が4096個を超える場合はサイクリック動作となり、拡張子001のファイルから順にファイルを上書きしていきます。
なお、管理ツールやユーザ操作履歴出力ツールの使用時は日付単位で処理を行います。ツールの利用者はファイルの個数を意識する必要はありません。
操作履歴ファイルの保存場所:
WSMGR for Webサーバ上の以下のフォルダに保存されます。
<WSMGR for Webインストールフォルダ>\config\log
操作履歴ファイルの保存形式:
バイナリ形式のファイルで日単位に保存されます。
操作履歴ファイルの保存タイミング:
エミュレータ操作によりホストへ送信データが発生したタイミングで、ファイルに記録、保存します。
操作履歴ファイルの削除タイミング:
保存された操作履歴は、管理ツールで指定した日付、サイズ、もしくはディスク容量の空き状態によりファイル単位に日付の古い順で削除されます。
注意
システムの日付や時刻を手動で変更する場合は、必ず保存されている操作履歴を別フォルダへ移動した後に行ってください。操作履歴は操作順に記録しているため、移動せずに変更した場合、記録済みの操作履歴の上書きや管理情報の不整合が発生することがあります。
3)操作履歴の確認方法
管理者が操作履歴を確認する場合は、専用ツールを使用して記録済み操作履歴から任意の履歴データをテキストファイルまたはCSVファイルとして出力し、エディタから開いて確認します。詳細は後述の「16.3 操作履歴の確認方法」を参照してください。