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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L40
FUJITSU Software

15.2.2 ディレクトリサービスの準備

ディレクトリサービス製品で、ディレクトリ認証機能を利用するための準備を行います。


1)ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)を作成する

WSMGR for Webにログオンするユーザエントリ(ユーザオブジェクト)を作成します。

参考

ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)とは、オブジェクトクラスとしてpersonクラスを定義したエントリ(オブジェクト)です。


2)ディレクトリユーザ名を格納する属性を決定する

ディレクトリ認証機能を利用したWSMGR for Webへのログインで使用するディレクトリユーザ名を格納する属性(以降、ディレクトリユーザ属性)を決定します。
ここで決定したディレクトリユーザ属性は、「15.2.3 WSMGR for Webの設定(ディレクトリ認証機能の設定)」の「ディレクトリユーザ属性」に設定してください。

参考

ディレクトリ製品によっては、ディレクトリへのログオン名など、分かり易く、一意な値を格納する属性が用意されている場合がありますので、この属性をディレクトリユーザ属性として利用することを推奨します。
例)
ActiveDirectoryの場合:”samAccountName”属性


3)ディレクトリユーザ名を格納する

WSMGR for Webのログオンに利用するディレクトリユーザ名を、ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)のディレクトリユーザ属性に格納(設定)します。

注意

ディレクトリユーザ名に指定した名前がWSMGR for Webユーザ名として使用されます。ディレクトリユーザ名はディレクトリ上で一意となるように設定してください。ディレクトリユーザ名に次の文字は使用しないでください。

  • 空白 < > / * ; : ? | , . \ [ ] @ " + & =

参考

ディレクトリユーザ名はWSMGR for Webの使用者がログオン時に使用するため、ディレクトリサービスへのログオン名など、分かり易い値を設定することを推奨します。