PRNEMU(6685)を使用するにあたり、次のような制限事項があります。
EBCDICコードの半角文字のうち、'£'と'¬'については、JISコードでは印刷不可能であるため、次のように文字を変えて印字します。
'£'(EBCDIC &H4A) → '['(JIS &H5B)
'¬'(EBCDIC &H5F) → '^'(JIS &H5E)
PRNEMU(6685)ではカラー印刷機能はサポートしていません。ただし、カラーを指定するExtended Colorアトリビュートは、未サポート扱いとはせずに指定カラーを無視しています。
カラープリンタを使用すると、色がついてしまう場合があります。その場合は、プリンタのモノクロ設定などを確認してください。
●印刷性能について
PRNEMU(6685)は、WindowsのGDI機能により印刷を行います。このため、印刷性能はプリンタ(ハード)に依存します。接続するプリンタの性能は、「メモ帳」等のテキストエディタでテキストを印刷することにより評価できます。
ホストからの印刷データは、印刷開始・終了(一連の印刷ジョブ)が明確に判断できません。インターバルタイム(監視時間)を設定し、印刷後その時間内に次の印刷要求がない場合はスプールファイルをクローズして1つのスプールファイルにします。
印刷データは、N分割してホストから送信されるため、ホストの負荷により時間監視のタイムアウトが発生する場合があります。
この場合、ホストからの1つの印刷データが複数のスプールファイルに分割され、しかも印刷時に他スプールファイルが間に入る可能性があるため、印刷結果が乱れる場合があります。
例
スプール印刷を行うとプリンタの異常が検出できないため、端末・ホストでのリカバリー機能が無効になります。このため、プリンタでJAMなどのエラーが発生した場合、印刷データは保証できません。
GDI印刷のできないポストスクリプトプリンタは、未サポートです。
●拡張ローカルコピーについて
NMC配下のBGP使用時の拡張ローカルコピー機能(LC/SC/IM)については未サポートです。
●Windowsのプリンタ設定変更について
Windowsの「プリンタ」→「プリンタサーバのプロパティ」で用紙情報の変更(追加、削除、更新)を行った場合、プロファイルに設定済みの用紙と用紙情報が異なることがあります。Windows側で用紙情報の変更を行った場合は設定済みプロファイルを再度設定し直してください。
●その他
PRNEMU機能のプリンタマトリクス機能は、現在選択されているデバイスの動作中には変更しないでください。
罫線接続印刷は、ハードウェアの制限により罫線がつながりません。ただし、SAオーダによる罫線接続は可能です。