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Symfoware Server V12.1.0 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

4.18 rdbbcdcu

名前

rdbbcdcu - DCUの構成情報および運用情報の表示

形式

rdbbcdcu -V [ -b ] [ -g ロググループ名 ]

機能説明

DCUの構成情報および運用情報を表示します。

オプション

-V

DCUの構成情報および運用情報を表示する場合に指定します。

-b

DCUを構成するすべてのRLPについて、RLPごとの情報を表示する場合に指定します。
本オプションを省略した場合には、以下のRLPが表示対象となります。

  • 主系RLP

  • 主系RLPが存在しない場合にはDCUを構成するすべてのRLP

-g ロググループ名

表示対象のロググループ名を指定します。
ロググループ名に“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
本オプションを省略した場合は、DCU環境のあるすべてのロググループの情報を表示します。

表示形式(-Vオプション指定あり)

> rdbbcdcu -V

LogGroup             : system           (1)
RLCbuffNum           : 128              (2)
RLCbuffSize          : 2K               (3)
RLCnum               : 10               (4)
RLCsize              : 10240K           (5)
 (6)   (7)       (8)       (9)     (10)   (11)        (12)     (13)          (14)        (15)
RLPid RLPname   Kind      OnMode  OnStat RLPstat     InhCause ConStat       DisConCause LogRemain
    1 rlp001    origin    capture online normal      -        connection    -                   -

LogGroup             : loggrp1          (16)
RLCbuffNum           : 128
RLCbuffSize          : 2K
RLCnum               : 10
RLCsize              : 10240K
RLPid RLPname   Kind      OnMode  OnStat RLPstat     InhCause ConStat       DisConCause LogRemain
    3 rlp003    origin    capture online normal      -        connection    -                   -

LogGroup             : loggrp2
RLCbuffNum           : 128
RLCbuffSize          : 2K
RLCnum               : 10
RLCsize              : 10240K
RLPid RLPname   Kind      OnMode  OnStat RLPstat     InhCause ConStat       DisConCause LogRemain
    5 rlp005    origin    capture online normal      -        connection    -                   -
(1) ロググループ名
(2) RERUNログバッファ数
    Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(3) RERUNログバッファ1枚のサイズ
    (Kはキロバイト)
    Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(4) DCUの各RLPのRLC数
    DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
    Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(5) DCUの各RLPのRLCサイズ
    DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
    Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(6) RLPのID
(7) RLP名
(8) RLP種別
    origin    : 複写元RLP
    duplicate : 複写先RLP
(9) RLPのオンラインモード
    init      : 初期状態
    capture   : 正系ノード
    reflect   : 副系ノード
    RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverが停止すると、
    「-」を表示します。
(10)オンライン・オフライン状態
    RLPのオンライン・オフライン状態を表示します。
    Symfoware/RDBが停止中の場合は、Symfoware/RDBを停止した
    時点でのオンライン・オフライン状態を表示します。
    ただし、Symfoware Serverの停止前にRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生して
    いると、「-」を表示します。
      init             : 初期状態
      online           : オンライン
      suspend          : 休止オフライン
      switch           : 切替えオフライン
      standby          : 待機オフライン
      term             : 終了オフライン
      -                : RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞後にSymfoware Serverを停止
(11) RLPの状態
    normal           : 正常
    RLPinh(own)      : RLP閉塞(自ノード)
    RLPinh(other)    : RLP閉塞(相手ノード)
(12) RLPの閉塞原因
    dev(RLM)         : RLMデバイス障害
    dev(RLC)         : RLCデバイス障害
    dev(ext)         : RERUNログ引継ぎファイル障害または
                       RERUNログ抽出作業域障害
    dev(mndb)        : BC管理DB障害
    lack(RLC)        : RLC容量不足
    network          : ネットワークの異常
    mismatch         : 相手ノードのRLPとの不整合
    internal         : システム内部障害
    RLPが閉塞していない場合は、「-」を表示します。
(13) コネクション状態
    connection       : コネクション状態
    disconnection    : ディスコネクション状態
(14) ディスコネクション原因
    -                : 相手ノードのDBミラーリングサービスが停止中
    other-down       : 相手ノードがダウン状態
    own-stop         : Symfoware/RDBの停止中
    network-error    :ネットワークの異常
    RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverを停止すると、
    「-」を表示します。
(15) 副本のデータベースへの未反映のRERUNログ量
     (Mはメガバイト。メガバイト未満は切り捨てます)
    以下の場合に未反映のRERUNログ量を表示します。
      - DBミラーリングサービスが起動中、かつ
      - 副系ノードで実行
      上記の場合以外は「-」で表示されます。

(16)以降は他ロググループの情報を上記と同じ形式で出力します。

表示形式(-Vオプションおよび-gオプション指定あり)

> rdbbcdcu -V -g loggrp1

LogGroup             : loggrp1          (1)
RLCbuffNum           : 128              (2)
RLCbuffSize          : 2K               (3)
RLCnum               : 10               (4)
RLCsize              : 10240K           (5)
 (6)   (7)       (8)       (9)     (10)   (11)        (12)     (13)          (14)        (15)
RLPid RLPname   Kind      OnMode  OnStat RLPstat     InhCause ConStat       DisConCause LogRemain
    3 rlp003    origin    capture online normal      -        connection    -                   -
 (1) ロググループ名
 (2) RERUNログバッファ数
    Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
 (3) RERUNログバッファ1枚のサイズ
    (Kはキロバイト)
    Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
 (4) DCUの各RLPのRLC数
    DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
    Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
 (5) DCUの各RLPのRLCサイズ
    DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
    Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
 (6) RLPのID
 (7) RLP名
 (8) RLP種別
    origin    : 複写元RLP
    duplicate : 複写先RLP
 (9) RLPのオンラインモード
    init : 初期状態
    capture   : 正系ノード
    reflect   : 副系ノード
    RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverが停止すると、
    「-」を表示します。
 (10)オンライン・オフライン状態
    RLPのオンライン・オフライン状態を表示します。
    Symfoware/RDBが停止中の場合は、Symfoware/RDBを停止した時点でのオンライン・
    オフライン状態を表示します。
    ただし、Symfoware Serverの停止前にRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生して
    いると、「-」を表示します。
      init     : 初期状態
      online   : オンライン
      suspend  : 休止オフライン
      switch   : 切替えオフライン
      standby  : 待機オフライン
      term     : 終了オフライン
      -        : RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞後にSymfoware Serverを停止
 (11) RLPの状態
    normal        : 正常
    RLPinh(own)   : RLP閉塞(自ノード)
    RLPinh(other) : RLP閉塞(相手ノード)
 (12) RLPの閉塞原因
    dev(RLM)      : RLMデバイス障害
    dev(RLC)      : RLCデバイス障害
    dev(ext)      : RERUNログ引継ぎファイル障害または RERUNログ抽出作業域障害
    dev(mndb)     : BC管理DB障害
    lack(RLC)     : RLC容量不足
    network       : ネットワークの異常
    mismatch      : 相手ノードのRLPとの不整合
    internal      : システム内部障害
    RLPが閉塞していない場合は、「-」を表示します。
 (13) コネクション状態
    connection    : コネクション状態
    disconnection : ディスコネクション状態
 (14) ディスコネクション原因
    -             : 相手ノードのDBミラーリングサービスが停止中
    other-down    : 相手ノードがダウン状態
    own-stop      : Symfoware/RDBの停止中
    network-error : ネットワークの異常
    RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverを停止すると、
    「-」を表示します。
 (15) 副本のデータベースへの未反映のRERUNログ量
     (Mはメガバイト。メガバイト未満は切り捨てます)
    以下の場合に未反映のRERUNログ量を表示します。
      - DBミラーリングサービスが起動中、かつ
      - 副系ノードで実行
    上記の場合以外は「-」で表示されます。

使用例

例1

DCUの構成情報および運用情報を表示します。

rdbbcdcu -V
例2

ロググループ名loggrp1のDCUの構成情報および運用情報を表示します。

rdbbcdcu -V -g loggrp1

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0:正常終了
0以外:異常終了

注意