変更内容
変更内容について以下に示します。
SafeCLUSTERにおいてデフォルト設定では10秒間Symfoware Serverから応答がない場合にクラスタ切替えを行っていました。
SafeCLUSTERにおいてタイムアウト時間のデフォルト値が0(無制限)となります。
また、rdbhsrscコマンドでタイムアウトチェック回数、無応答検出時の振る舞いを設定します。
非互換
以下の非互換があります。
V6.0L10以前のデフォルト設定において無応答検出までの時間が10秒1回のチェックで無応答と判断していましたが、V7.0L10以降のデフォルト設定(tオプションに0を指定した場合と同じ)では無応答監視を行いません。
RDBシステムの情報の表示(rdbhsrsc -p)において、チェック回数と無応答検出時の振る舞いを追加します。
V6.0L10からのバージョンアップに関しては、すでに設定してある値とデフォルト値で動作します(rdbhsrscコマンドでリソース登録しなおした場合はデフォルト値となります)。
rdbhsrscコマンドにおける追加設定項目を以下の表に示します。
新規オプション | 新規オプションの意味 | RDBシステム情報表示項目 |
---|---|---|
-r タイムアウトチェック回数 | タイムアウトチェック回数 | ChkTimes |
-f { message | failover } | 無応答検出時の振る舞い | Action |
rdbhsrscコマンドにおけるデフォルト値一覧を以下の表に示します。
| タイムアウト時間 | チェック回数 | 無応答検出時の振る舞い |
---|---|---|---|
V6.0L10 | 10(秒) | 1回 | クラスタ切替え |
V7.0L10以降 | 0(秒 = 無制限) | 6回 (注) | メッセージ出力 (注) |
注) タイムアウト時間が0で指定されている場合は無効となります。
対処
Symfoware Server V6.0L10以前と同等の動作をさせる場合、以下の設定をします。
rdbhsrsc -a -t 10 -r 1 -f failover