Mirroring Controllerの監視および制御に関する情報を設定するためにサーバ識別子.confファイルに定義します。サーバ識別子の最大長は、64バイトです。半角空白以外のASCII文字で指定してください。
プライマリサーバとスタンバイサーバの環境が異なる場合は、環境に合わせて異なる内容を定義してください。
表A.4 サーバ識別子.confファイルパラメータ | 設定値 | 説明 |
---|
db_instance | 'データ格納先ディレクトリ' [設定例] db_instance = 'D:\\database1\\inst1' | 監視対象のインスタンスを特定するデータ格納先ディレクトリを半角シングルクォートで囲んで指定してください。 ASCII文字で、パスの区切り文字には\\を指定してください。 |
db_instance_service_name | 'Symfoware Serverのインスタンスの登録サービス名' | Symfoware ServerインスタンスのWindowsサービスへの登録サービス名を指定します。 ASCII文字で指定してください。 |
db_instance_password | 'インスタンス管理者ユーザーのユーザー名に対応するパスワード' | Mirroring Controllerがデータベースのインスタンスへ接続するためのパスワードを指定します。ASCII文字で指定してください。 本パラメータは、Mirroring Controllerからデータベースのインスタンスへの接続設定において、パスワード認証を行う場合に指定が必要です。 パスワード認証を行わない場合に本パラメータを指定すると、無視されます。 |
remote_call_timeout | 管理通信のタイムアウト | Mirroring Controllerのエージェントプロセスがサーバ間で行う通信のタイムアウト値(ミリ秒)を指定します。 0~2147483647の間の数値で指定してください。 0はタイムアウトの制限がないことを示します。 デフォルトは、70000ミリ秒(70秒)です。 |
core_file_path | コアファイルを出力するディレクトリ | コアファイルを出力するディレクトリを指定します。ASCII文字で、パスの区切り文字には\\を指定してください。 本パラメータを省略すると、Mirroring Controller管理ディレクトリを指定したものとみなされます。 |
mc_service_name | 'Mirroring Controllerの登録サービス名’ | Mirroring ControllerのWindowsサービスへの登録サービス名を指定します。スラッシュ(/)と円記号(\)以外のASCII文字で指定してください。 サービス名の最大長は124バイトです。 デフォルトは、'MirroringControllerOpen'です。 |
event_source(注) | 'イベントソース名' | イベントログ内のMirroring Controllerメッセージを特定するのに使用されるイベントソース名を指定します。ASCII文字で指定してください。 イベントソース名の最大長は255バイトです。 デフォルトは、'MirroringControllerOpen'です。 |
heartbeat_interval | OS/サーバ、プロセスの生死監視、およびディスクの異常監視の間隔時間(ミリ秒数) | 指定された間隔でサーバ間において連絡を行って、異常の監視を行います。 1~2147483647の間の数値で指定してください。 デフォルトは、800ミリ秒です。 |
heartbeat_timeout | OS/サーバ、プロセスの生死監視、およびディスクの異常監視のタイムアウト時間(秒数) | 指定された秒数以上のあいだ、応答がない場合に、プライマリサーバの切り替えやスタンバイサーバの切り離しが必要となる異常が発生したと見なします。 1~2147483647の間の数値で指定してください。 デフォルトは、1秒です。 |
heartbeat_retry | OS/サーバ、プロセスの生死監視、およびディスクの異常監視のリトライ回数(回数) | プライマリサーバの切り替えやスタンバイサーバの切り離しが必要となる異常を検知した場合のリトライ回数を指定します。 指定回数以上連続して異常を検知した場合に切り替えや切り離しを行います。 0~2147483647の間の数値で指定してください。 デフォルトは、2回です。 |
注) postgresql.confファイルのevent_sourceパラメータの指定と似たイベントソース名にすることで、Mirroring Controllerの出力内容と透過的に参照できるため、ログの参照が容易になります。