Mirroring Controllerの起動方法は、以下の2つがあります。
mc_ctlコマンドで起動する
システムの起動時にサービスを起動する
注意
Mirroring Controllerの起動は、“Administrator”権限のある(Administratorsグループに属するユーザーIDを持つ)ユーザーが行ってください。
Mirroring Controllerが未起動の状態で、コマンドプロンプトからmc_ctlコマンドを実行して、インスタンスとMirroring Controllerを起動します。
mc_ctlコマンドのstartモードに-fオプションを指定して実行してください。
-fオプションを指定せずに起動した場合は、Mirroring Controllerを起動したあとにmc_ctlコマンドをenable-failoverモードで実行するか、-fオプションを指定してMirroring Controllerを再起動してください。
例)
> mc_ctl start -M D:\mcdir\inst1 -w -f
mc_ctlコマンドのstartモードを実行してください。
例)
> mc_ctl start -M D:\mcdir\inst1 -w
ポイント
Mirroring Controllerのプロセスのみを起動する場合には、mc_ctlコマンドのstartモードに--mc-onlyオプションを指定することで行えます。
参照
mc_ctlコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
データベース多重化運用のセットアップにおいて、WindowsサービスへのMirroring Controllerの登録時に“自動”起動に設定します。これにより、OSの起動時に、Mirroring Controllerのサービスが起動されるようになります。
参照
詳細は、“8.10 多重化したインスタンスとMirroring Controllerの自動起動・停止の設定”を参照してください。
注意
Mirroring Controllerを起動せずにインスタンスのみを起動した場合には、以下の影響があります。
Mirroring Controllerオプションを使用する場合
Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、自動切り替え/自動切り離しなどの機能は動作できません。
Mirroring Controllerオプションを使用しない場合
Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、“7.1 データベース多重化運用とは”に示す異常を検知できません。