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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

9.1.1 Mirroring Controllerの起動

Mirroring Controllerの起動方法は、以下の2つがあります。

注意

Mirroring Controllerの起動は、“Administrator”権限のある(Administratorsグループに属するユーザーIDを持つ)ユーザーが行ってください。

mc_ctlコマンドで起動する

Mirroring Controllerが未起動の状態で、コマンドプロンプトからmc_ctlコマンドを実行して、インスタンスとMirroring Controllerを起動します。

Mirroring Controllerオプションを使用する場合

mc_ctlコマンドのstartモードに-fオプションを指定して実行してください。

-fオプションを指定せずに起動した場合は、Mirroring Controllerを起動したあとにmc_ctlコマンドをenable-failoverモードで実行するか、-fオプションを指定してMirroring Controllerを再起動してください。

例) 
> mc_ctl start -M D:\mcdir\inst1 -w -f
Mirroring Controllerオプションを使用しない場合

mc_ctlコマンドのstartモードを実行してください。

例) 
> mc_ctl start -M D:\mcdir\inst1 -w

ポイント

Mirroring Controllerのプロセスのみを起動する場合には、mc_ctlコマンドのstartモードに--mc-onlyオプションを指定することで行えます。

参照

mc_ctlコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

システムの起動時にサービスを起動する

データベース多重化運用のセットアップにおいて、WindowsサービスへのMirroring Controllerの登録時に“自動”起動に設定します。これにより、OSの起動時に、Mirroring Controllerのサービスが起動されるようになります。

注意

Mirroring Controllerを起動せずにインスタンスのみを起動した場合には、以下の影響があります。

  • Mirroring Controllerオプションを使用する場合

    Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、自動切り替え/自動切り離しなどの機能は動作できません。

  • Mirroring Controllerオプションを使用しない場合

    Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、“7.1 データベース多重化運用とは”に示す異常を検知できません。