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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

第8章 データベース多重化運用のセットアップ

本章では、データベース多重化運用のセットアップの手順および確認方法について、説明します。

セットアップと操作を行うユーザー

データベース多重化運用のセットアップと操作は、“Administrator”権限のあるインスタンス管理者ユーザー(Administratorsグループに属するOSのユーザーID)で行います。

注意

initdbコマンドに-Uオプションを指定して、コマンドの実行ユーザーであるインスタンス管理者ユーザーとデータベーススーパーユーザを分けた運用を行わないでください。

インスタンス管理者ユーザーとデータベーススーパーユーザを分けた運用を行った場合、Mirroring Controllerがインスタンスへ接続できなくなるため、データベース多重化運用の異常監視を行うことができません。

システムの時刻合わせ

セットアップを開始する前に、OSの時刻合わせ機能などを使用して両サーバの時刻を合わせてください。

許容誤差範囲は、1秒程度です。

許容誤差範囲を超えるような時刻のずれがあると、トラブル発生時の調査に影響することがあります。

セットアップ

以下の手順でセットアップを行います。

データベース多重化運用は、ストリーミングレプリケーション機能を使用しているため、ストリーミングレプリケーション機能のセットアップに関する知識があれば、容易にセットアップできます。

手順

作業項目

参照先

プライマリサーバ

スタンバイサーバ

1

インストール

8.1 インストール

2

セットアップの準備作業

8.2 セットアップの準備作業

3

データベース多重化運用のセットアップ

8.3.1 プライマリサーバのデータベース多重化運用のセットアップ

4

インスタンスの作成・設定・登録

8.3.2 プライマリサーバのインスタンスの作成・設定・登録

5

データベース多重化運用のセットアップ

8.4.1 スタンバイサーバのデータベース多重化運用のセットアップ

6

インスタンスの作成・設定・登録

8.4.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録

7

ストリーミングレプリケーションの状態確認

8.5 ストリーミングレプリケーションの状態確認

8

PL/extJava環境のセットアップ

8.6 PL/extJava環境のセットアップ

9

アプリケーションの作成

8.7 アプリケーションの作成

10

動作確認

8.8 動作確認

以降で各手順の説明を行います。

参考