フェイルオーバとは、Symfoware Serverのノードに異常が発生した場合、運用系で稼働していた業務を待機系で引き継ぐ処理のことです。
Symfoware ServerでMSCSと連携したフェイルオーバ運用を行う場合には、Symfoware Serverのセットアップ作業やMSCSへの登録作業などが必要です。
フェイルオーバ運用のセットアップには、フェールオーバー クラスタ管理ツールを利用します。
フェールオーバー クラスタ管理ツールとは、以下を意味します。
Windows Server(R) 2003またはWindows Server(R) 2003 R2
クラスタアドミニストレータ
クラスタアドミニストレータは、クラスタの管理をローカルマシンやリモートマシンで行うアプリケーションです。
フェイルオーバ運用のセットアップには大きく分けて、以下の手順が必要となります。
Symfoware Server のセットアップ
Symfoware Server のサービスをMSCSに対して登録
Symfoware Serverのセットアップ作業、フェイルオーバ運用のセットアップ作業の流れについて以下に示します。
図4.1 フェイルオーバ運用のセットアップ作業の流れ
注1)透過的データの暗号化機能を使用する場合のみ設定が必要です。
注2)PL/extJava環境を使用する場合のみ設定が必要です。