フェイルオーバとは、Symfoware Serverのノードに異常が発生した場合、運用系で稼働していた業務を待機系で引き継ぐ処理のことです。
Symfoware ServerでMSFCと連携したフェイルオーバ運用を行う場合には、MSFCへのサービスやアプリケーションの登録作業、Symfoware Serverのセットアップ作業などが必要です。
フェイルオーバ運用のセットアップには、フェールオーバー クラスタ管理ツールを利用します。
フェールオーバー クラスタ管理ツールは、各OSでは以下を意味します。
Windows Server(R) 2008
フェールオーバー クラスタの管理
Windows Server(R) 2008 R2、Windows Server(R) 2012、またはWindows Server(R) 2012 R2
フェールオーバー クラスター マネージャー
フェールオーバー クラスタ管理ツールは、クラスタの管理をローカルマシンやリモートマシンで行うアプリケーションです。
フェイルオーバ運用のセットアップには大きく分けて、以下の手順が必要となります。
Symfoware Server セットアップに必要な設定をMSFCに対して実施
Symfoware Server のセットアップ
Symfoware Server のサービスをMSFCに対して登録
Symfoware Serverのセットアップ作業、フェイルオーバ運用のセットアップ作業の流れについて以下に示します。
図3.1 フェイルオーバ運用のセットアップ作業の流れ
注1)透過的データの暗号化機能を使用する場合のみ設定が必要です。
注2)PL/extJava環境を使用する場合のみ設定が必要です。