以下の図では共用ディスク上にファイルシステムがあり、ノード1でのみマウントされます。
このファイルシステム上に以下のSymfoware Serverの資源を配置します。
データ格納先用のディレクトリ
テーブル空間
バックアップデータ格納先用のディレクトリ
トランザクションログ格納先用のディレクトリ
Symfoware Serverプロセスは、ノード1のみで活性化されたクライアントアクセスポイント上で、データベースにアクセスするユーザーアプリケーションの接続を待ち受けています。
注1) クライアントアクセスポイントは、クラスタサービスに対して付与するIPアドレスです。
データベースに接続するクライアントは、このIPアドレスに接続することで、常にアクティブなデータベースサーバに接続することができます。
Windows Server(R) 2003では“クラスタIPアドレス”と呼びます。
ノード1で何らかの異常を検知した場合には、Microsoft Failover Cluster / Windows Failover Cluster、またはMicrosoft Clustering Serviceによって、ファイルシステムがノード2においてマウントされ、クライアントアクセスポイントがノード2において活性化されます。また、Symfoware Serverプロセスもノード2において起動されます。クライアントアクセスポイントは不変であるため、ユーザーアプリケーションは、データベースコネクションを再接続するだけで、ノード2のSymfoware Serverプロセスにアクセスすることができます。