ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.1.0  導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

付録C アップグレード後のWebAdminの利用

WebAdminを利用している環境において、アップグレードインストールを行った場合は、以下の対応が必要となります。

サービス名の確認

アップグレード後は、WebAdminの初回起動時に、WebAdminで作成したインスタンスのサービス名がアップグレード後のバージョンに変わります。このため、サービス名を利用した業務が存在する場合は、サービス名をアップグレード後のバージョンに変更してください。

例)

Symfoware Server V12.0.0 StandardEdition 64ビット版において、ユーザ名“symfo”、インスタンス名“inst1”を作成し、同じ製品のV12.1.0にアップグレードした場合

[WebAdminで作成したインスタンスのサービス名]

アップグレード前 : symfo_1200_SE_64_symfo_inst1

アップグレード後 : symfo_1210_SE_64_symfo_inst1

設定情報の変更

1. パラメータファイル“postgresql.conf”の変更

パラメータファイル“postgresql.conf”の下記パラメータを変更してください。

サービス名と同様に、“バージョン”部分を変更してください。

  • log_directory

  • core_directory

  • event_source

例)

Symfoware Server V12.0.0 StandardEdition 64ビット版において、ユーザ名“symfo”、インスタンス名“inst1”を作成し、同じ製品のV12.1.0にアップグレードした場合

【log_directory】【core_directory】

修正前: C:\\Users\\symfo\\AppData\\Local\\Fujitsu\\symfo_1200_SE_64\\inst1\\log

修正後: C:\\Users\\symfo\\AppData\\Local\\Fujitsu\\symfo_1210_SE_64\\inst1\\log

【event_source】

修正前: symfo_1200_SE_64_symfo_inst1

修正後: symfo_1210_SE_64_symfo_inst1

2. サービスファイルのインスタンス名の変更

サービスファイルのインスタンス名を変更してください。

例)

Symfoware Server V12.0.0 StandardEdition 64ビット版において、ユーザ名“symfo”、インスタンス名“inst1”をポート番号”26500”で作成し、同じ製品のV12.1.0にアップグレードした場合

サービスファイルの格納場所: %SystemRoot%\system32\drivers\etc\services

修正前: symfo_1200_SE_64_symfo_inst1 26500/tcp

修正後: symfo_1210_SE_64_symfo_inst1 26500/tcp

資源配置用のディレクトリの作成

「log_directory」および「core_directory」に指定したディレクトリが存在しない場合は、作成してください。

また、ディレクトリのアクセス権限は、以下の条件を満たしてください。

注意

運用管理ミドルウェア(Systemwalker Centric Managerなど)によって、サービス名やサーバログのインスタンス識別情報を監視している場合には、本変更と合わせて運用管理ミドルウェアの設定も変更してください。同じテーブルの組み合わせに対して、複数の方法を指定した場合は、最後の指定が有効となります。