RDBコマンドを使用するのに必要な環境変数を設定します。
参照
クラスタシステムでの運用を行う場合は、“11.11.1 環境変数の設定”を参照し、環境変数の設定を行ってください。
環境変数LANGには、Interstage Business Application Serverをインストールしたときに指定したSymfoware/RDBのロケールを設定します。異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、インストール時にSymfoware/RDBのロケールに“ja”で始まる日本語ロケールを指定した後、運用によってSymfoware/RDBやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力したい場合は、環境変数LANGにCを指定して英語メッセージを出力することが可能です。
ja
ja_JP.U90(日本語拡張表示オプションが別途必要)
ja_JP.PCK
ja_JP.UTF-8
C、海外で使用されているロケールなど
ロケールを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGES があります。これらの環境変数が複数設定されている場合、LC_ALL > LC_MESSAGES > LANGの順で有効となります。
環境変数PATHに/opt/FSUNrdb2b/binを追加します。
高信頼性ログ機能のインストール時に、メモリ空間に64bitを指定した場合は、環境変数LD_LIBRARY_PATH_64に/opt/FSUNrdb2b/libを追加します。
環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FSUNrdb2b/libと/etc/opt/FSUNiconv/libを追加します。
環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。RDBNAMEには必ず正しいRDBシステム名を設定してください。設定されたRDBシステム名に従ってRDB構成パラメタファイルが選択されますので、省略または誤った指定を行うと、RDB構成パラメタファイルに関連したエラー(例:qdg13552u)が発生することがあります。
環境変数LANGに、以下のSymfoware/RDBのロケール(OSのデフォルトロケール)を設定します。
ja_JP.UTF-8
C
異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、Symfoware/RDBやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力するには、環境変数LANGにCを指定してください。
Cロケールを使用する場合は、環境変数LESSCHARSETに“utf-8”を設定します。
ロケールを指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGES があります。これらの環境変数が複数設定されている場合、LC_ALL > LC_MESSAGES > LANGの順で有効となります。
環境変数PATHに/opt/FJSVrdb2b/binを追加します。
環境変数LD_LIBRARY_PATHに/opt/FJSVrdb2b/libを追加します。
環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。
参照
アプリケーションを実行するのに必要な環境変数については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
■環境設定の例
以下にRDBコマンド使用時の環境設定の例を示します。
例1
bash、Bシェル、およびKシェルの場合
$ LANG=ja ; export LANG (注1) $ PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH $ LD_LIBRARY_PATH_64=/opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64 ;export LD_LIBRARY_PATH_64 (注2) |
注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境に合わせて設定してください。
注2) 高信頼性ログ機能のインストール時に、メモリ空間に64bitを指定した場合に設定してください。
注3) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムのRDBシステム名を設定してください。
$ LANG=ja_JP.UTF-8 ; export LANG (注1) $ PATH=/opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH ; export PATH $ LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH $ RDBNAME=rdbsys1 ; export RDBNAME (注2) |
注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja_JP.UTF-8”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境に合わせて設定してください。
注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムのRDBシステム名を設定してください。
例2
Cシェルの場合
% setenv LANG ja (注1) |
注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境に合わせて設定してください。
注2) 高信頼性ログ機能のインストール時に、メモリ空間に64bitを指定した場合に設定してください。
注3) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムのRDBシステム名を設定してください。
% setenv LANG ja_JP.UTF-8 (注1) % setenv PATH /opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH % setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH % setenv RDBNAME rdbsys1 (注2) |
注1) ここでは、Symfoware/RDBのロケールとして“ja_JP.UTF-8”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境に合わせて設定してください。
注2) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムのRDBシステム名を設定してください。