JDBCデータソース登録ツールは、ネーミングサービスにJDBCデータソースを登録します。
JDBCデータソース登録ツールを使用する場合は、事前にネーミングサービスを起動しておく必要があります。
■起動方法
ネーミングサービスが起動されているコンピュータで以下のJavaコマンドを実行し、JDBCデータソース登録ツールを起動します。
◆【形式】
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool [<host>] [<port_no>] |
ネーミングサービスを運用しているホスト名またはIPアドレスを指定します。
別のコンピュータ上で動作しているネーミングサービスに対して操作を行う場合に指定します。
省略した場合はlocalhostとなります。
ネーミングサービスのポート番号を指定します。
ネーミングサービスの起動時に指定したポート番号を指定してください。
省略した場合は10326となります。
JDBC3.X対応ドライバ、またはJDBC4.X対応ドライバを使用した場合は、省略できません。
◆【例】
ポート番号が10326の場合
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool 10326 |
■注意事項
◆データソース登録ツールの起動について
JDBCデータソース登録ツールは、同時に2つ以上起動しないでください。
処理のタイミングにより、ネーミングサービスで管理している情報に矛盾が発生し、JDBCデータソースの登録情報が壊れる可能性があります。
JDBCデータソース登録ツールを起動する場合、環境変数CLASSPATHには、ネーミングサービスの起動時に指定したのと同じバージョンのJDBCドライバモジュールを指定してください。
解像度によりGUI上の文字が表示しきれない場合があります。その場合、フォントサイズや解像度を調整してください。
◆Solarisでのデータソース登録ツールの起動について
Solaris上でデータソース登録ツールを起動させるためには、OSに標準で組み込まれているXサーバ上の共通デスクトップ(CDE)環境またはWindows上で動作するPC Xサーバが必要です。
PC Xサーバ製品としては、FUJITSU PC-X 1.3以降を推奨します。
◆Linuxでのデータソース登録ツールの起動について
Linux上でデータソース登録ツールを起動させるには、OSに標準で組み込まれているXサーバ上のGNOME、KDE環境が必要です。
環境によっては、データソース登録ツール起動時に以下のようなメッセージが表示されます。しかし、データソース登録の動作には影響がありません。
Font specified in font.properties not found [-wadalab-mincho-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0201.1976-0]