ネーミングサービスをWindowsサービスに登録して起動する方法について、説明します。ネーミングサービスを以下のOS上で起動する場合、この方法を使用してください。
Windows Server(R) 2003
Windows Server(R) 2008
Windows Server(R) 2008 R2
Windows Server(R) 2012
ネーミングサービスをWindows(R)のサービスに登録することで、パソコンの起動と共に、ネーミングサービスを自動で起動し、バックグラウンドで動作させることができます。上記のOS上でネーミングサービスを起動する場合、ネーミングサービスをWindows(R)のサービスに登録することを推奨します。
Windows(R)サービスへの登録方法
Windows(R)サービスへの登録は、symjddefnsコマンドを使用します。登録されるサービス名は、Symfoware JDBC Naming Serviceです。登録手順は、以下のとおりです。
参照
symjddefnsコマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
コマンドプロンプトを起動します。
注意
Windows Server(R) 2008、Windows Server(R) 2008 R2、またはWindows Server(R) 2012において、symjddefnsコマンドは、“管理者: コマンドプロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、“管理者:コマンドプロンプト”を起動してください。
symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming ServiceをWindows(R)サービスに登録します。
以下の画面と同じ[ユーザー アカウント制御]ダイアログが表示された場合は、[続行]ボタンをクリックし、処理を継続してください。
JDKをC:\Interstage\JDK6にインストールしていて、ネーミングサービスのポート番号を26600にする場合
symjddefns -add -jdk C:\Interstage\JDK6 -port 26600
Windows(R)サービスの起動方法
Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコン起動時に自動的に起動します。
手動で起動する場合、以下の手順で行ってください。
[管理ツール]で[サービス]を起動します。
Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの開始]ボタンをクリックします。
Windows(R)サービスの停止方法
Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコンのシャットダウン時に自動的に停止します。手動で停止する場合、以下の手順で行ってください
[管理ツール]で[サービス]を起動します。
Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。
サービスの削除方法について
Symfoware Server クライアント機能をアンインストールすると、Symfoware JDBC Naming Serviceも削除されます。
Symfoware JDBC Naming Serviceを手動で削除したい場合、以下の手順で行ってください。
コマンドプロンプトを起動します。
symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming Serviceを削除します。
symjddefns -del
Windowsファイアウォール機能について
Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、以下の手順でWebサーバのポート番号を有効にしてください。
以下のいずれかのサービスパックを適用してください。
Microsoft(R) Windows(R) XP Service Pack 2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Service Pack1以降
[スタート]メニューの[コントロールパネル]で[Windowsファイアウォール]をクリックします。
[例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
[ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
[名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
[ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
[TCP]ラジオボタンを選択します。
[ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
[例外]タブの[プログラムおよびサービス]リストボックスで、3.で指定した内容が有効になっていることを確認します。
[Windowsファイアウォール]画面の[OK]をクリックします。
[スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
[セキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
[設定の変更]をクリックします。
[例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
[ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
[名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
[ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
[TCP]ラジオボタンを選択します。
[ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
[例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認します。
[Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。
[スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
[システムとセキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
左側のウィンドウの[詳細設定]をクリックします。
[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面で、左側のウィンドウの[受信の規則]をクリックします。
右側のウィンドウの[新しい規則]をクリックします。
[新規の受信の規則ウィザード]画面の[ポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
[TCP]および[特定のローカルポート]を選択し、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定した後、[次へ]をクリックします。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
[接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
この規則を適用するプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
[名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定し、[完了]をクリックします。
[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面の中央のウィンドウの[受信の規則]で、追加した規則が有効になっていることを確認します。