開発言語がJavaの場合の運用資源の準備の手順を説明します。
◆資産のサーバ環境への転送
システム構築シートより出力した運用資産を、サーバへFTPで転送します。
サーバ上で、システム構築シートで[実行環境での定義ファイル一時格納先パス]として指定したディレクトリを新規作成してください。
すでに資産を転送済みだった場合、既存のディレクトリを使用してください。
以下に[実行環境での定義ファイル一時格納先パス]として“/home/user1/MyPrj”を指定していた場合のディレクトリ構成の例を示します。
運用資産をサーバへFTPで転送します。
ディレクトリに格納する資産を、以下に示します。
ディレクトリ | 格納ファイル | 説明 |
---|---|---|
環境定義ファイル格納 | Enterprise Bean定義ファイル | システム構築シートより出力 |
データベースリソース定義入力ファイル(注) | システム構築シートより出力 | |
ユニット定義ファイル | システム構築シートより出力 | |
データベース連携情報ファイル | システム構築シートより出力 | |
IJServer定義ファイル | システム構築シートより出力 |
注意
データベースリソース定義入力ファイルは、業務データベースを使用しない場合はシステム構築シートから出力されません。
ftpdサービスの初期設定で、テキストモード(ASCII転送)でのファイル転送が有効になっていない場合は、有効になるように設定を変更してください。
vsftpdの設定例を、以下に示します。
/etc/vsftpd/vsftpd.confファイルの“ascii_upload_enable”および“ascii_download_enable”がコメントで無効になっている場合、以下のようにコメントを削除して有効化してください。
ascii_upload_enable=YES ascii_download_enable=YES |
FTPでファイルを転送する場合、文字コードが“UTF-8(BOM無し)”、および改行コードが“LF”となるようASCII転送を使用してください。