対象バージョンレベル
V5.0L10以降
5.0以降
対処1
原因
インベントリ情報の収集は、ネットワーク負荷を押さえるために、常に差分情報を通知しています。インベントリの差分がない場合は、インベントリ情報がサーバに反映されません。
確認ポイント
以下の条件を満たす場合、クライアントからのインベントリ情報は通知されません。
サーバで、該当クライアントのインベントリ定義を削除した
クライアントは、過去にインベントリを収集したことがある
対処方法
以下のどちらかの方法を実施してください。
クライアントのDRMS管理ファイル（[DRMS管理ファイル格納ディレクトリ]で指定したディレクトリ配下のファイル）のPKGディレクトリ配下のinvproc.rstファイルを削除してください。
本対処で、ベース情報（インベントリ情報すべて）が通知されます。
クライアントのDRMS管理ファイルのPKGディレクトリ配下のwsagent.iniファイルの[Variables]セクションに、以下の行を追加します。
InventoryUpdateDisk=0
本パラメタを常に指定すると、毎回ハード情報が通知されます。ネットワーク負荷が高いため、一時的な使用をおすすめします。
注意事項
InvProc.rstファイルを削除することで、インベントリ情報の差分通知ではなく、ベース情報通知処理が行われます。
この作業により運用管理サーバのインベントリ情報の中身をリフレッシュすることができますが、通常では、実施しないようにしてください。緊急時のリカバリ手段の一手法として提示しています。
対処2
確認ポイント
簡易インベントリ収集時
Windows版:V5.0L10～V13.2.0
Windows for Itanium版:V13.2.0
原因
接続サーバが存在しないまたは無効なホスト名/IPアドレスが設定されている場合に発生します。
対処方法
クライアント上で、以下の手順で[接続サーバ]に正しい値を設定してください。
[スタート]ボタンから、[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[デスクトップ管理 クライアント動作環境設定]を選択します。
→[デスクトップ管理 クライアント動作環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
[サーバ環境]タブを選択します。
[接続サーバ]の[ホスト名またはIPアドレス]テキストボックスに、適切なホスト名またはIPアドレスを指定してください。
