対象バージョンレベル
V5.0L10以降
5.0以降
対処1
原因
ポリシーの作成方法に誤りがあります。
特定のサーバを選択した状態でポリシーを作成すると、そのサーバ向けのポリシーが作成され、そのサーバにだけ値を設定します。ほかのサーバでは、適用されても値は反映されません。
【例】
システムグループを使用せず、サーバポリシーを特定のサーバで設定し、それを全サーバへ配付した。
確認ポイント
すべてのサーバにポリシーが反映されるように[資源配付]ウィンドウ操作をしましたか。
対処方法
複数のサーバに対するポリシーを作成するには、システムグループを作成する必要があります。
[資源配付]ウィンドウの[対象システム]サブウィンドウの下半分にある[システムグループ]を右クリックし、[システムグループの追加]を選択します。
任意のシステムグループ名を入力して、[追加]ボタンをクリックし、サーバを追加します。
作成したシステムグループをクリックした後に、ポリシー作成を行います。
→対象システムの選択画面が表示されます。
作成したグループを選択してポリシーを作成してください。
対処2
原因
既存のポリシー情報は前回情報として画面に表示されても、本当に内容に変化がないと、配付すべきポリシーとして認識されません。(単に「更新」ボタンを押すだけでは、変更と認識されません。)
【例】
増設サーバへのポリシーは、既存のポリシーを送っても無効です。
確認ポイント
増設サーバがある場合、新たにその増設サーバを指定してポリシーを新規作成してください。
対処方法
サーバ増設時の作業手順の例を以下に示します。
まず、増設したコンピュータの環境設定値を、既存コンピュータのレベルに合わせます。
増設したコンピュータだけを含む、一時的なシステムグループを作成します。
1)のシステムグループを選択して、今までポリシーで設定した項目をすべて含むポリシーを作成します。
1)のシステムグループを指定して、2)のポリシーを配付します。
増設コンピュータがサーバ1台だけなら、システムグループを作成しないで、その増設サーバを指定してポリシーを作ってください。
以降、既存コンピュータおよび増設コンピュータにポリシーを配る場合は、既存のシステムグループを選択して、ポリシーを作成・配付します。(既存のシステムグループへは、増設コンピュータを中継配下に追加した時点で自動追加されているはずです。)