Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編

4.5.15 共通メンテナンス版数および個別メンテナンス版数で運用しているシステムにおいて、個別メンテナンス版数だけを利用したクライアントの共通メンテナンス版数が世代アップされない

対象バージョンレベル

• V10.0L10以降

• 10.0以降

原因

以下に示す、発生条件1～3の全条件に一致する場合に、適用機能を実行すると、本事象が発生します。

＜発生条件＞

1. ダウンロードの処理形態が「受信のみ」である。 かつ

2. メンテナンス版数の版数情報(SYSLEVEL)だけ受信済である。 かつ

3. クライアントの状態が以下の何れかの場合

   • 共通メンテナンス版数の時

     クライアント側で業務が1件も定義されていない

   • 個別メンテナンス版数の時

     クライアント側で版数内業務が1件も定義されていない

確認ポイント

• 共通メンテナンス版数にデフォルト設定されている業務定義INITJOBを削除していませんか。

• 共通メンテナンス版数に業務定義が一つも定義されていないのではないですか。

対処方法

資源配付クライアントセットアップで共通メンテナンス版数を選択して、業務情報を設定してください。