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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編
FUJITSU Software

4.3.13 クライアント用資源を含むメンテナンス版数を運用管理サーバから部門管理/業務サーバへ配付後、クライアントからダウンロードをすると、対象の資源がダウンロードされない(メンテナンス版数は適用されている)

対象バージョンレベル

原因

クライアントで採取されるmainte.log(管理ファイルのディレクトリ内にあるファイル)に記録されているメッセージ“警告:資源グループ(資源グループ名/)に受信対象世代がありません”の意味は、“該当資源グループの世代が、部門管理/業務サーバとクライアント間で一致しているため、新しいダウンロードは行われなかった”です。
運用管理サーバおよび部門管理/業務サーバで、メンテナンス版数の登録状況を確認してください。

drmslst -a rms -l add

考えられる原因を以下に示します。

  1. 運用管理サーバに登録したメンテナンス版数に対象の資源グループが登録されていない。

  2. 対象の資源グループの種別が“comm”(サーバ、クライアント共通資源)であり、部門管理/業務サーバで適用された後に削除されています。これは、運用管理サーバではメンテナンス版数に対象の資源グループが登録されているが、部門管理/業務サーバでのメンテナンス版数登録には対象の資源グループが存在しないことから判断できます。

対処方法

以下の対処を行った後、再度ダウンロードしてください。

  1. 運用管理サーバに対象の資源グループを登録してください。

  2. 部門管理/業務サーバのDRMS編集ファイルに設定されたapply_gennumオプションが省略または0が指定されています。本オプションは、資源適用後に保持する世代数を指定するオプションであり、本オプションを省略または0を指定すると、部門管理/業務サーバで適用後に資源を削除します。サーバ/クライアント共通資源()を扱う場合は、本オプションには、1以上の値(複数世代のダウンロードを行う場合はその世代数)を設定してください。

注意

業務構成情報の定義(業務名と業務に対応する資源グループの定義)で-tオプションを省略した場合、サーバ/クライアント共通資源として定義されます。

drmsdfn -a job -j業務名 -g 資源グループ名 [-t servcl]