対象バージョンレベル
V5.0L10以降
5.0以降
原因
クライアントで採取されるmainte.log(管理ファイルのディレクトリ内にあるファイル)に記録されているメッセージ“警告:資源グループ(資源グループ名/)に受信対象世代がありません”の意味は、“該当資源グループの世代が、部門管理/業務サーバとクライアント間で一致しているため、新しいダウンロードは行われなかった”です。
運用管理サーバおよび部門管理/業務サーバで、メンテナンス版数の登録状況を確認してください。
drmslst -a rms -l add |
考えられる原因を以下に示します。
運用管理サーバに登録したメンテナンス版数に対象の資源グループが登録されていない。
対象の資源グループの種別が“comm”(サーバ、クライアント共通資源)であり、部門管理/業務サーバで適用された後に削除されています。これは、運用管理サーバではメンテナンス版数に対象の資源グループが登録されているが、部門管理/業務サーバでのメンテナンス版数登録には対象の資源グループが存在しないことから判断できます。
対処方法
以下の対処を行った後、再度ダウンロードしてください。
運用管理サーバに対象の資源グループを登録してください。
部門管理/業務サーバのDRMS編集ファイルに設定されたapply_gennumオプションが省略または0が指定されています。本オプションは、資源適用後に保持する世代数を指定するオプションであり、本オプションを省略または0を指定すると、部門管理/業務サーバで適用後に資源を削除します。サーバ/クライアント共通資源(注)を扱う場合は、本オプションには、1以上の値(複数世代のダウンロードを行う場合はその世代数)を設定してください。
注意
業務構成情報の定義(業務名と業務に対応する資源グループの定義)で-tオプションを省略した場合、サーバ/クライアント共通資源として定義されます。
drmsdfn -a job -j業務名 -g 資源グループ名 [-t serv|cl] |