ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

8.5 ユーザーの誤操作からのリカバリ

ユーザーの誤操作によってデータ破壊が発生した場合に、インスタンスをリカバリする方法について、説明します。

たとえば、アプリケーションおよびコマンドによって、誤ったデータを意図しないデータに変更してしまった場合や削除してしまった場合などのように、誤操作によってデータを破壊してしまった場合は、プライマリサーバ上のデータをもとに戻して、スタンバイサーバと再同期する必要があります。

以下の手順で復旧します。

  1. 誤操作の原因となったアプリケーションおよびコマンドの停止

    プライマリサーバで動作したアプリケーションおよびコマンドを停止します。これにより、誤ったデータによる影響を抑えます。

    また、スタンバイサーバで参照用のアプリケーションを実行している場合は、動作中のアプリケーションを停止します。

  2. Mirroring Controllerの停止

    プライマリサーバおよびスタンバイサーバのMirroring Controllerを停止します。

    例)
    $ mc_ctl stop -a -M /mcdir/inst1
  3. プライマリザーバおよびスタンバイサーバのリカバリ

    8.4 すべてのサーバまたはインスタンスが停止した場合の対処”の手順4以降を参照して、プライマリサーバおよびスタンバイサーバのリカバリを行ってください。