ユーザーの誤操作によってデータ破壊が発生した場合に、インスタンスをリカバリする方法について、説明します。
たとえば、アプリケーションおよびコマンドによって、誤ったデータを意図しないデータに変更してしまった場合や削除してしまった場合などのように、誤操作によってデータを破壊してしまった場合は、プライマリサーバ上のデータをもとに戻して、スタンバイサーバと再同期する必要があります。
以下の手順で復旧します。
誤操作の原因となったアプリケーションおよびコマンドの停止
プライマリサーバで動作したアプリケーションおよびコマンドを停止します。これにより、誤ったデータによる影響を抑えます。
また、スタンバイサーバで参照用のアプリケーションを実行している場合は、動作中のアプリケーションを停止します。
Mirroring Controllerの停止
プライマリサーバおよびスタンバイサーバのMirroring Controllerを停止します。
例)
$ mc_ctl stop -a -M /mcdir/inst1
プライマリザーバおよびスタンバイサーバのリカバリ
“8.4 すべてのサーバまたはインスタンスが停止した場合の対処”の手順4以降を参照して、プライマリサーバおよびスタンバイサーバのリカバリを行ってください。