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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

2.3.3 GDSボリュームの作成

Symfoware Serverの以下の各資源は、共用ディスク上のファイルシステムに配置する必要があります。

注意

  • データ格納先用のディレクトリまたはテーブル空間と、これらのバックアップデータ格納先用のディレクトリとは、ファイルシステム破壊に備えてGDSの異なるディスククラス上に配置してください。

  • データ格納先用のディレクトリとトランザクションログ格納先用のディレクトリは、I/O負荷を分散するために、異なるディスククラスに配置することを推奨します。

  • 各資源を配置するボリュームのマウントディレクトリを各ノードで作成してください。マウントディレクトリは、すべてのノードで同じパスにしてください。

  • ZFSを使用する場合、failmode プロパティの値は、panicに設定してください。なぜなら、PRIMECLUSTERのZFSをFsystemリソースの対象に設定し、かつ、ZFSを構成するディスク装置との接続が失われると、Fsystemリソースをofflineにすることができない事象が発生し、最終的にOSパニックとなるからです。これは、ZFSおよびPRIMECLUSTERの仕様です。

参照

  • GDSボリューム作成の詳細については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。

  • ディレクトリの作成については、“導入ガイド(サーバ編)”の“資源配置用のディレクトリの準備”を参照してください。