A.1.1 分析フローインスタンスログ

分析フローインスタンスログとは

分析フローインスタンスログとは、分析フローを実行すると出力されるログです。このログは、分析フローの実行について記録します。分析フローのインスタンスIDにより、分析フローの実行に関する記録を関連付けることができます。ファイル名は“instance.log”です。

ログの出力形式

分析フローインスタンスログは以下の形式で出力します。

[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_IBAMS_コンポーネント名: エラー種別: メッセージID: メッセージ本文

メッセージ本文は下の各項目をカンマ（“,”）区切りで出力します。

データ	属性	内容
処理種別	文字列	実行した処理の種別です。 start_flow：分析フローを開始しました。 end_flow：分析フローが終了しました。 stop_flow：分析フローを停止しました。 start_parts：分析部品を開始しました。 end_parts：分析部品が終了しました。
分析フローのフォルダーのパス	文字列	実行した分析フローが格納されているフォルダーのパスです。
分析フローの名前	文字列	実行した分析フローの名前です。
分析部品のノード名	文字列	実行した分析部品のノード名です。
分析部品の番号	数値	分析フローに配置された分析部品を一意に示す番号です。
分析部品の識別子	文字列	分析部品を一意に示す識別子です。
分析フローのインスタンスID	数値	分析フローの実行インスタンスIDです。
分析部品のインスタンスID	数値	分析部品が実行されると生成される実行インスタンスを識別するIDです。
終了コード	数値	分析フロー／分析部品の終了コードです（0:正常終了、0以外:異常終了）。

例

分析フローインスタンスログの内容の例

[05/01/2013_10:00:05] FSP_IBAMS_RBACONTROL: INFO: 22900: start_flow,/sample/cross_tabulation,sales_cross_tabulation,,,,1015,,
[05/01/2013_10:00:08] FSP_IBAMS_RUNTIME: INFO: 23900: start_parts,/sample/cross_tabulation,sales_cross_tabulation,CSV抽出,1,000000000000000304,1015,1020,
[05/01/2013_10:00:08] FSP_IBAMS_RUNTIME: ERROR: 23900: end_parts,/sample/cross_tabulation,sales_cross_tabulation,CSV抽出,1,000000000000000304,1015,1020,44
[05/01/2013_10:00:12] FSP_IBAMS_RBACONTROL: ERROR: 22900: end_flow,/sample/cross_tabulation,sales_cross_tabulation,,,,1015,,44

各行の意味は次のとおりです。

1行目：フォルダーのパスが“/sample/cross_tabulation”、名前が“sales_cross_tabulation”、分析フローインスタンスIDが“1015”の分析フローが実行開始。
2行目：ノード名が“CSV抽出”、部品番号が“1”、分析部品のインスタンスIDが“1020”の分析部品が実行開始。
3行目：ノード名が“CSV抽出”、部品番号が“1”、分析部品のインスタンスIDが“1020”の分析部品でエラーが発生して終了。
4行目：フォルダーのパスが“/sample/cross_tabulation”、名前が“sales_cross_tabulation”、分析フローインスタンスIDが“1015”の分析フローでエラーが発生して終了。