レプリケーションサービスの動作環境で設定する内容について説明します。
共通(1)タブ
図2.23 レプリケーション動作環境 共通(1)タブの画面
構成情報
レプリケーションの構成情報ファイルを保存するフォルダを設定してください。
新規インストール直後は未設定です。
指定したフォルダに構成情報ファイルが存在しない場合、新規作成されます。すでに構成情報ファイルが存在する場合、構成情報ファイルに対して何もされません。ただし、PowerReplication V2.0/V3.0で使用していた構成情報ファイルが存在する場合、PowerReplication V4.0で使用できる形式に変換されます。
詳細メッセージ情報
PowerReplicationの各機能の動作履歴およびエラー情報などの詳細メッセージ情報が詳細メッセージ情報ファイルに出力されます。
フォルダ名
詳細メッセージ情報ファイルを保存するフォルダを設定してください。
新規インストール直後は、未設定です。
設定したフォルダに以下の名前で詳細メッセージ情報ファイルが作成されます。
rpmsg_01.log、rpmsg_02.log
最大出力サイズ
詳細メッセージ情報ファイルの最大出力サイズを1~128Mバイトで設定してください。
最大出力サイズは、rpmsg_01.logとrpmsg_02.logの2つを合わせたサイズです。
詳細メッセージ情報ファイルのサイズが設定した最大出力サイズに達すると、循環して使用されます。このとき、rpmsg_01.logまたはrpmsg_02.logのいずれか古い方を初期化して使用されます。
詳細メッセージ情報ファイルの内容は、テキスト形式です。出力される詳細メッセージ情報の内容は、"付録F 詳細メッセージ情報ファイルの出力形式"を参照してください。
対象DBMS
PowerReplicationをインストールしたサーバで使用するDBMSを1つ以上選択してください。
Oracle
Oracleを使用する場合、選択してください。
設定後、[Oracle]の画面で設定を行ってください。
SQL Server
SQL Serverを使用する場合、選択してください。
設定後、[SQL Server]の画面で設定を行ってください。
エラー通知レベル
イベントビューア(アプリケーションログ)に通知される情報の通知レベルを設定してください。新規インストール直後は、"すべての情報を通知する"が選択されています。
すべての情報を通知する
エラーと警告に加えて、同期実行の正常終了が通知されます。
エラーと警告を通知する
エラーに加えて、競合検出や文字コード変換不可などの警告が通知されます。
エラーのみを通知する
レプリケーションの運用に支障をきたすエラーのみが通知されます。
ただし、問題発生時の原因究明には警告メッセージが重要な場合があるため、通常は選択しないでください。
[OK]ボタン
レプリケーション動作環境「共通(1)タブ」を設定して、レプリケーション動作環境を終了します。
[キャンセル]ボタン
レプリケーション動作環境「共通(1)タブ」の設定を中止して、レプリケーション動作環境を終了します。
[ヘルプ]ボタン
レプリケーションヘルプが表示されます。
共通(2)タブ
図2.24 レプリケーション動作環境 共通(2)タブの画面
ネットワークの設定
ネットワークの環境および文字コード変換の動作環境を設定してください。
文字コード変換製品の選択
同期実行で反映するデータの文字コード変換に使用する製品を選択してください。ここで選択した文字コード変換製品は、EBCDIC/JEFコードとシフトJISコードの変換を行います。
初期値は、"Charset Manager/ADJUST"です。
なお、連携する相手サーバがASP V25以降で、かつ、レプリケーションサービスの動作文字コードがUnicodeの場合、この設定は無視されます。
Charset Manager/ADJUST
「Charset Manager」を使用して文字コードを変換します。
JEF拡張漢字サポート
「JEF拡張漢字サポート」を使用して文字コードを変換します。
変換元の文字コード
EBCDIC/JEFコードからシフトJISコードに変換するときのEBCDIC/JEFコードの変換タイプを設定してください。
なお、連携する相手サーバがASP V25以降で、かつ、レプリケーションサービスの動作文字コードがUnicodeの場合、この設定は無視されます。
EBCDICコード
EBCIDC(カナ)
EBCDICコードの文字は、EBCDIC(カナ)の変換規則に従って変換されます。
EBCDIC(ASCII/英小文字)
EBCDICコードの文字は、使用する文字コード変換製品の変換規則に従って変換されます。「Charset Manager」を使用する場合、EBCDIC(ASCII)として変換されます。「JEF拡張漢字サポート」を使用する場合、EBCDIC(英小文字)として変換されます。
初期値は、"EBCDICカナ"です。
JEFコード
システム環境
JEFコードの文字は、「Charset Manager」のコード変換仕様に従って変換されます。
字形重視
JEFコードの文字は、字形重視で変換されます。
領域重視
JEFコードの文字は、領域重視で変換されます。
初期値は、"システム環境"です。
変換先の文字コード
EBCDIC/JEFコードからシフトJISコードに変換するときのシフトJISコードの変換タイプを設定してください。
なお、連携する相手サーバがASP V25以降で、かつ、ASPレプリケーションサービスの動作文字コードがUnicodeの場合、この設定は無視されます。
システム環境
シフトJISコードの文字は、「Charset Manager」のコード変換仕様に従って変換されます。
SJISMS
シフトJISコードの文字は、SJISMSで変換されます。
初期値は、"システム環境"です。
文字コード変換仕様の詳細については、「Charset Manager」または「JEF拡張漢字サポート」のマニュアルを参照してください。
ASPレプリケーションサービスの動作文字コードについては、「ASP レプリケーションサービス説明書」を参照してください。
[リセット]ボタン
各項目の初期値が設定されます。
[OK]ボタン
レプリケーション動作環境「共通(2)タブ」を設定して、レプリケーション動作環境を終了します。
[キャンセル]ボタン
レプリケーション動作環境「共通(2)タブ」の設定を中止して、レプリケーション動作環境を終了します。
[ヘルプ]ボタン
レプリケーションヘルプが表示されます。