クラスタ環境を構築する場合には、クラスタセットアップコマンドを実行する必要があります。
以下、現用系サーバ、待機系サーバクラスタセットアップコマンドについて説明します。
クラスタセットアップコマンドの詳細については、リファレンスマニュアル「sqcsetupclp/sqcsetupcls(クラスタセットアップコマンド)」を参照してください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■実行環境
本コマンドは、Manager/Enterprise Managerで実行できます。
■本手順を行う前に
Manager/Enterprise Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
■記述形式
【Windows版】
(現用系サーバ)
<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupclp.exe -m <共用ディスクのドライブ> -h <論理ホスト名> |
(待機系サーバ)
<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupcls.exe -m <共用ディスクのドライブ> |
【UNIX版】
(現用系サーバ)
/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupclp -m <マウントポイント> -h <論理ホスト名> |
(待機系サーバ)
/opt/FJSVssqc/bin/sqcsetupcls -m <マウントポイント> |
■オプション
【Windows版】
クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のドライブを指定します
クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。
【UNIX版】
クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のマウントポイントを指定します。
クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。
■使用例
【Windows版】
(現用系サーバ sqcsetupclp)
C:\>cd C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcsetupclp.exe -m F:\ -h hostname 126 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました Cluster setup succeeded C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin> |
(待機系サーバ sqcsetupcls)
C:\>cd C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcsetupcls.exe -m F:\ Cluster setup succeeded C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin> |
【UNIX版】
(現用系サーバ sqcsetupclp)
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcsetupclp -m /share -h hostname Cluster setup succeeded # |
(待機系サーバ sqcsetupcls)
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcsetupcls -m /share Cluster setup succeeded # |