サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンドについて説明します。
詳細については、リファレンスマニュアル「sqcRPolicy(サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド)」および「sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■記述形式
サーバ内リソース情報収集ポリシー作成
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcRPolicy.exe |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcRPolicy.sh |
ポリシーの適用
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>] [-p <IP address>] |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>] [-p <IP address>] |
ポイント
サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド(sqcRPolicy)、またはポリシーリモート操作コマンドの、sqcCtrlPolicy.exe -e RPコマンドを実行すると、MiddlewareConf.xmlが生成されます。管理対象を削除したい場合は、リファレンスマニュアル「リソース構成情報(MiddlewareConf.xml)」を参照して、MiddlewareConf.xmlの内容を変更してください。
Systemwalker Service Quality Coordinator V13.3.0以降は、ポリシー適用コマンド実行時にサービス/デーモンの事前停止は不要です。サービス/デーモンが動作中で各管理対象製品の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。
ただし、-hオプション/-pオプションを使用する場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。
■sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)のオプション
管理対象のシステム名を変更したい場合には、本オプションで設定したいシステム名を指定します。
また、以下のようなクラスタ運用を行っている場合にも、本オプションでシステム名を指定します。
Managerで、かつManagerのサーバ内リソース情報を収集する場合
⇒引継ぎノード名を指定します。
Agentで、かつノード名引継ぎを実施しているシステムの場合
⇒各Agentのノード名を指定します。
本オプションを省略した場合は、インストール時のホスト名、または、前回-hオプションで設定したシステム名が継続して設定されます。
ホスト名を変更しても自動的に反映はされませんので、本オプションで設定してください。
なお、本オプションを使用する場合は、サービス/デーモンの停止が必要です。「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。
サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。
注意
すでに本製品の運用環境が存在し、一度Agentが登録してある状況において、当コマンドの再投入またはAgentを再インストールする場合に、-hオプションを使用する場合には、以前に使用していたシステム名を使用してください。
システム名を変更する必要がある場合には、リファレンスマニュアル「sqcPDBerase(データ削除コマンド)」で説明するデータ削除コマンドで、以前のシステム名の情報をPDBより削除してから行ってください。ただしこの場合、以前に取得された性能情報は参照できなくなります。
ポイント
実行環境以外の管理対象のシステム名を変更したい場合
インストール型Agentのシステム名を変更したい場合
情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているEnterprise Manager/Manager/Proxy Managerも含む)上で、-hオプションに変更したいシステム名を指定してsqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)を実行します。
インストールレス型Agent
リモート監視定義ファイル(remoteAgent.txt)の「DISPLAYNAME」に変更したいシステム名を指定します。詳細は、使用手引書「リモート監視定義ファイル」を参照してください。
ダッシュボードでは、管理対象はIPアドレスを使用して管理します。
ダッシュボードを利用する場合は、導入後に必ず、本オプションで管理対象のIPアドレスを指定します。接続するManager/Enterprise Managerに通信可能なIPアドレスを指定してください。
クラスタ運用を行っている場合は、引継ぎIPアドレスを指定してください。
本オプションを省略した場合は、前回-pオプションで設定したIPアドレスが継続して設定されます。
IPアドレスを変更しても自動的に反映はされませんので、本オプションで設定してください。
なお、本オプションを使用する場合は、サービス/デーモンの停止が必要です。「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。
サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。
注意
インストール後に初めて本コマンドを実行し、かつ本オプションを省略した場合は、自動的に取得したIPアドレスが設定されますが、複数のIPアドレスが存在する場合などは、接続するManager/Enterprise Managerに通信可能なIPアドレスが取得できないことがあります。必ず-pオプションで管理対象のIPアドレスを指定してください。