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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書
FUJITSU Software

A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド

サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンドについて説明します。

詳細については、リファレンスマニュアル「sqcRPolicy(サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド)」および「sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


■記述形式

  1. サーバ内リソース情報収集ポリシー作成

    Windows版】

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcRPolicy.exe

    UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcRPolicy.sh


  2. ポリシーの適用

    Windows版】

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>] [-p <IP address>]

    UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>] [-p <IP address>]

ポイント

  • サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド(sqcRPolicy)、またはポリシーリモート操作コマンドの、sqcCtrlPolicy.exe -e RPコマンドを実行すると、MiddlewareConf.xmlが生成されます。管理対象を削除したい場合は、リファレンスマニュアル「リソース構成情報(MiddlewareConf.xml)」を参照して、MiddlewareConf.xmlの内容を変更してください。

  • Systemwalker Service Quality Coordinator V13.3.0以降は、ポリシー適用コマンド実行時にサービス/デーモンの事前停止は不要です。サービス/デーモンが動作中で各管理対象製品の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。

    ただし、-hオプション/-pオプションを使用する場合は、「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。


sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)オプション

-h <host name>

管理対象のシステム名を変更したい場合には、本オプションで設定したいシステム名を指定します。

また、以下のようなクラスタ運用を行っている場合にも、本オプションでシステム名を指定します。

  • Managerで、かつManagerのサーバ内リソース情報を収集する場合

    ⇒引継ぎノード名を指定します。

  • Agentで、かつノード名引継ぎを実施しているシステムの場合

    ⇒各Agentのノード名を指定します。

本オプションを省略した場合は、インストール時のホスト名、または、前回-hオプションで設定したシステム名が継続して設定されます。

ホスト名を変更しても自動的に反映はされませんので、本オプションで設定してください。

なお、本オプションを使用する場合は、サービス/デーモンの停止が必要です。「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。

サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。

注意

すでに本製品の運用環境が存在し、一度Agentが登録してある状況において、当コマンドの再投入またはAgentを再インストールする場合に、-hオプションを使用する場合には、以前に使用していたシステム名を使用してください。

システム名を変更する必要がある場合には、リファレンスマニュアル「sqcPDBerase(データ削除コマンド)」で説明するデータ削除コマンドで、以前のシステム名の情報をPDBより削除してから行ってください。ただしこの場合、以前に取得された性能情報は参照できなくなります。

ポイント

実行環境以外の管理対象のシステム名を変更したい場合

  • インストール型Agentのシステム名を変更したい場合

    情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているEnterprise Manager/Manager/Proxy Managerも含む)上で、-hオプションに変更したいシステム名を指定してsqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)を実行します。

  • インストールレス型Agent

    リモート監視定義ファイル(remoteAgent.txt)の「DISPLAYNAME」に変更したいシステム名を指定します。詳細は、使用手引書「リモート監視定義ファイル」を参照してください。

-p <IP address>

ダッシュボードでは、管理対象はIPアドレスを使用して管理します。

ダッシュボードを利用する場合は、導入後に必ず、本オプションで管理対象のIPアドレスを指定します。接続するManager/Enterprise Managerに通信可能なIPアドレスを指定してください。

クラスタ運用を行っている場合は、引継ぎIPアドレスを指定してください。

本オプションを省略した場合は、前回-pオプションで設定したIPアドレスが継続して設定されます。

IPアドレスを変更しても自動的に反映はされませんので、本オプションで設定してください。

なお、本オプションを使用する場合は、サービス/デーモンの停止が必要です。「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止した上で実行してください。

サービス/デーモンが動作中で各ミドルウェア等の性能データが収集中であった場合、それらはポリシー適用の実施中は一時的に停止され、終了後に再収集を開始します。

注意

インストール後に初めて本コマンドを実行し、かつ本オプションを省略した場合は、自動的に取得したIPアドレスが設定されますが、複数のIPアドレスが存在する場合などは、接続するManager/Enterprise Managerに通信可能なIPアドレスが取得できないことがあります。必ず-pオプションで管理対象のIPアドレスを指定してください。