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Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書
FUJITSU Software

3.1.1 監視機能と評価機能

Systemwalker Service Quality Coordinatorが提供する機能は、大きく分けると、監視機能と評価機能の2つに分けることができます。


監視機能としては、システム全体が健全に稼働しているか、異常が発生していないかを監視するためのサマリ機能(しきい値監視機能を含む)と何か異常があれば、リソースの詳細を分析して問題を切り分けるための詳細機能を提供しています。

評価機能としては、ある一定の期間をおいて、定期的にシステムを評価するためのレポート機能を提供します。

レポート機能は、確認したいときにすぐにレポートを表示することができる分析/プランニング機能と、あらかじめレポートの条件を登録して、スケジューラに登録しておくことにより、日報、週報、月報などのレポート出力を自動化する定期レポート機能があります。

ポイント

Systemwalker Service Quality Coordinatorは、監視と評価という運用管理の2つの場面を支援するための機能を提供します。また、システムにかかるオーバーヘッドを最小限に抑えることを考慮しています。

また、Enterprise Editionでは、ダッシュボードを提供しています。ダッシュボードは、本製品が収集する情報の中から、常に把握して運用に役立てたい重要な情報だけを抽出して表示する機能です。

コンソールが標準的で固定的なビューであるのに対し、ダッシュボードはユーザーの目的に合わせてカスタマイズして利用するビューです。主に業務の運用者が、担当する業務システムの状況を把握するために利用します。