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Symfoware Server V12.1.1 メッセージ集
FUJITSU Software

3.1.7 JYP1006E

データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

[状態コード]

40003

[メッセージの意味]

データ受信中に、サーバが通信を切断しました。

[システムの処理]

SQL文の処理を中止します。

[利用者の処置]

以下の理由により、通信が切断された可能性があります。

- サーバとクライアントの暗号化する/しないの指定が異なっている場合

- システム用動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPに指定した値またはRDB構成パラメタファイルのRDBCNTNUMに指定した値を超えた(CONNECT時に発生)

- サーバでrdbtermコマンドを実行しコネクションの回収を行なった

- アクセス中のユーザロググループの切り戻し処理を行った

- クライアント用の動作環境ファイルに同じCLUSTER_SERVICE_NAMEを指定した、複数のクライアントから接続を行なった

- 通信回線(TCP/IP等)に異常が発生した

- Symfoware/RDBの強制終了を行なった

- Symfoware/RDBが異常終了した

以下の処置を行ってください。

- サーバとクライアントの暗号化設定が矛盾している場合設定内容を確認し、正しく修正した後、サーバ側の設定を修正していた場合は、RDBシステムを再起動してください。

- 以下の設定内容が正しいか確認してください。

クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_SPECパラメタのポート番号。

JDBCを使用している場合、JDBCデータソースまたはURLで指定した、接続先サーバのポート番号。

ODOSを使用している場合、ODBCデータソースで指定したポート番号。

- イベントログまたはメッセージログファイルに以下のいずれかのメッセージが出力されている場合、それぞれのJYPメッセージの利用者の処置を参照し、通信が切断された原因を取り除いてください。

qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP1052E 接続できる通信の最大数を超えました.通信種別 =“TCP”'

qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP1021E システムコールにおいてエラーが発生しました.function =“@1@”errno =“@2@”'

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “5”'

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “7”'

- イベントログまたはメッセージログファイルに以下のメッセージが出力されている場合、TRAN_TIME_LIMITの値を変更してください。

qdg13880i:コネクションを回収しました コネクション識別子='1'

- クライアントのシステム時刻を業務中に変更した場合は、イベントログまたはメッセージログファイルに以下のメッセージが出力されています。

qdg13880i:コネクションを回収しました コネクション識別子='3'

- イベントログまたはメッセージログファイルに以下のメッセージが出力されている場合、Symfoware/RDBによってテンポラリログ域枯渇の原因と判断されて強制回収されました。

qdg13880i:コネクションを回収しました コネクション識別子='xxxx' 原因コード=’4’

コネクション識別子を基にしてアプリケーションを調査し、更新を行うトランザクションが長トランザクションになっているかどうかを確認してください。

(1) 以下の観点で長トランザクションになっているかどうかを判断して、アプリケーションを修正してください。

・更新した後にCOMMIT処理が漏れていた場合には、COMMIT処理を追加してください。

・ひとつのトランザクションでの更新レコードの総計が大きい場合には、短いトランザクションに分割してください。

・更新した後に長時間の検索していた場合には、更新した後にCOMMITするか検索SQL文を見直してください。

(2) 長トランザクションになっていない場合には、テンポラリログファイルの領域が不足しています。

マニュアル“Symfoware Server セットアップガイド”の“テンポラリログファイルの見積り式”にしたがい、テンポラリログファイルの領域を大きくしてください。

- イベントログまたはメッセージログファイルに以下のメッセージが出力されている場合、rdbtermコマンドによりコネクションが回収されています。

qdg13252i:rdbtermコマンドによりコネクションを強制回収しました コネクション識別子=XXX.XXX.XXX.XXX/XXX

- 切り戻し処理が行われた場合は、ユーザロググループの組込み完了後に再実行してください。

- サーバが停止していないか確認してください。

- Symfoware/RDB起動中、または停止中の場合は、Symfoware/RDB起動完了後に再実行してください。