Symfoware/SQLTOOLは、以下のデータベース開発業務に適用できます。
データベース構築時
アプリケーション開発時
性能検証チューニング時
業務への機能追加時
注意
データベース運用時の性能情報の取得については、SQL_SNAP、rdbpsコマンド、またはrdbsarコマンドを使用してください。
データベース構築時およびアプリケーション開発時
新規にデータベースの構築およびアプリケーションの開発を行う場合、以下のようにデータベースの構築および最適化情報を設定します。
データベースの設計に基づきデータベースを構築します。
→ rdbexecsqlコマンドを利用して、データベースを構築します。
将来的なデータベースの規模を予想し、最適化情報を設定します。
→ rdbexecsqlコマンドを利用して、最適化情報を設定します。
次にデータベースの設計どおりにSQL文が動作していることを確認します。設計どおりに動作していない場合は、チューニングを実施します。
アプリケーションを実行してアクセスプランを取得し、SQL文の動作を確認します。
→ 設計どおりに動作していない場合はチューニングを実施します。
アプリケーションの作成途中に、rdbexecsqlコマンドを利用してSQL文の動作を確認します。
→ 設計どおりに動作していない場合はチューニングを実施します。
性能検証のチューニング時
データベースの構築後、ある程度のデータを格納して運用テストを行い、性能検証をします。SQL_SNAP機能、ROUTINE_SNAP機能またはパフォーマンスモニタを利用して、性能の悪いSQL文を絞り込み、rdbexecsqlコマンドを利用してアクセスプランの取得とSQL性能情報を取得し、分析してチューニングを実施します。
また、データベースバッファのチューニング、デッドロックまたはトランザクション排他待ちの検証もここで実施します。
業務への機能追加時
運用中のデータベースに新しい業務を追加する場合、テスト環境にデータベースの定義を複写し、テスト環境においてデータベースのチューニングを行います。テスト環境では、追加業務の検証に加えて、運用中の業務のアクセスプランも合わせて検証し、運用中業務に影響がないことを確認します。その後、運用中環境にチューニング結果を反映し、新しい業務を追加します。