UIViewController起動

開発プロジェクト(ARClientDev)をベースに、ユーザーのUIViewControllerを追加することにより、ユーザーのネイティブアプリケーションを開発してください。

本製品では以下の3つのUIViewControllerが含まれます。

IARWebMainViewController
AR重畳表示アプリケーションUIViewControllerです。カメラレイヤ・AR重畳表示レイヤ上に、AR重畳表示アプリケーションを重ねあわせて表示します。起動時に指定されたURLにより、Webサーバ上のAR重畳表示アプリケーションを端末にロードします。詳細は第4章 AR重畳表示アプリケーション（Webアプリケーション）の開発を参照してください。
IARLiveAuthoringViewController
クライアントオーサリングUIViewControllerです。AR重畳表示コンテンツを追加・編集するためのUIViewControllerです。クライアントオーサリングツールの使用方法については運用ガイドを参照してください。
IARSettingViewController
設定画面UIViewControllerです。アプリケーションのログ取得や・アカウントの設定などを行う設定画面を表示します。詳細は運用ガイドを参照してください。

ネイティブアプリケーションから上記のUIViewControllerを起動することができます。これにより、開発するUIViewControllerと本製品UIViewControllerを組み合わせた実行ファイル（app）を作成できます。利用するUIViewControllerを選択して実行ファイルに組み込んでください。

AR重畳表示アプリケーションのみを利用する場合
IARWebMainViewController, IARSettingViewControllerをアプリケーションに組み込んで下さい。
クライアントオーサリングのみを利用する場合
IARLiveAuthoringViewController, IARSettingViewControllerをアプリケーションに組み込んで下さい。
両方を利用する場合
全てのUIViewControllerをアプリケーションに組み込んで下さい。

呼び出し方の例は、ARClientDev/IARMainMenuViewController.mを参考にしてください。

UIViewController起動: IARMainMenuViewControllerでは、ボタンのClickイベントをトリガとしてIARWebMainViewControllerを起動しています。起動後に直接ユーザーのAR重畳表示アプリケーションを起動したい場合は、viewDidLoadメソッドでIARWebMainViewControllerの起動を行なってください。

例

AR重畳表示アプリケーションUIViewController

IARWebMainViewControllerの呼び出し例

//起動するURLを設定します。
NSString *sampleUrl = @"https://www.fujitsu.com/index.html";
// UIViewControllerを作成します。
[IARMainController getInstance].mainViewCtrl = [[IARWebMainViewController alloc] initWithUrl: sampleUrl inputClassName:NSStringFromClass([IARMainMenuViewController class])];
//UIViewControllerを起動します。
self.window.rootViewController = [IARMainController getInstance].mainViewCtrl;

・IARLiveAuthoringViewControllerの呼び出し例

// UIViewControllerを作成します。
[IARMainController getInstance].mainViewCtrl = [[IARLiveAuthoringViewController alloc] initWithInputClassName:NSStringFromClass([IARMainMenuViewController class])];
//UIViewControllerを起動します。
self.view.window.rootViewController = [IARMainController getInstance].mainViewCtrl;

IARSettingViewControllerの呼び出し例

// UIViewControllerを作成します。
id sampleViewController = [[IARSettingViewController alloc] init];
//UIViewControllerを起動します。
[self presentModalViewController: sampleViewController animated:NO];

端末のランチャーの起動UIViewControllerを変更する場合: ランチャーからの起動時にIARMainMenuViewControllerを表示する設定を行なっています。起動UIViewControllerを変更する場合は、self.window.rootViewControllerへ起動したいUIViewControllerを設定してください。

例

ARClientDev/AppDelegate.mm
didFinishLaunchingWithOptions

    self.window.rootViewController = [[IARMainMenuViewController alloc] init];

5.3.2 UIViewController起動