スタンドアローンモードにてAR実行サーバのデータを扱いたい場合は、使用する全てのデータを取得してWebストレージ等に保存しておく方法と、オフラインストレージを使用する方法があります。データ量が多い場合はWeb層のメモリが枯渇してしまう可能性があるため、オフラインストレージを使用してください。
- Webストレージ
html5の機能でローカル環境にデータを保存する方法です。AR実行サーバのデータを取得した後、任意の加工を施して保存してください。sessionStorageとlocalStorageの2種類あり、sessionStorageはセッション中のみ有効なストレージ、localStorageはローカル環境に永続的にデータを保存するストレージです。データはsetItem(key,value)の形式で保存し、getItem(key)で取得します。Webストレージの詳しい使用はhtml5の仕様をご確認ください。
- オフラインストレージ
オフラインストレージはAR実行クライアントのメモリにデータを保存する方法です。オフラインストレージを有効にすると、サーバ通信モードで実行したAR.Data.getArServerData()のレスポンスがクエリをキーとしてオフラインストレージに保存されます。オフラインストレージに保存したデータは同一のクエリでAR.Data.getServerDataを実行することで取得出来ます。
オフラインストレージはAR.Data.useOfflineStorage()で設定してください。AR.Data.useOfflineStorage(true, onSuccess, onError);
ポイント
オフラインストレージが有効の状態ではサーバから強制読み込みを行わない限り、オンラインでもオフラインストレージからデータを取得します。
オフラインストレージに保存していないクエリを実行するとエラーになります。