FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージは、Interstage以外の富士通製製品に同梱されている場合があります。その場合のインストール時の注意事項について説明します。
ポイント
FSUNssllパッケージはSolaris(32bit)版のInterstage Job Workload Serverのみ対処が必要です。Solaris(64bit)版、Linux版のInterstage Job Workload Serverには存在しませんので対処は不要です。
注意
オペレーティングテステムがSolaris(64bit)の場合、FJSVsmeeはFJSVsme64、FJSVsclrはFJSVscl64に読み替えてください。
オペレーティングテステムがRHEL5(Intel64)、またはRHEL6(Intel64)の場合、FJSVsmeeはFJSVsmee64、FJSVsclrはFJSVsclr64に読み替えてください。
FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージの確認方法
本バージョンのバッチ実行基盤が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllのバージョンは以下のとおりです。
FJSVsmee 4.1.0 |
FJSVsme64 4.1.3 |
FJSVsmee64 4.1.2 |
FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージがインストールされているかを確認します。また、インストールされている場合には、そのバージョン・レベルを確認します。
それぞれ、以下の方法で確認します。
# pkginfo -l FJSVsmee | grep VERSION # pkginfo -l FJSVsclr | grep VERSION # pkginfo -l FSUNssll | grep VERSION |
# pkginfo -l FJSVsme64 | grep VERSION # pkginfo -l FJSVscl64 | grep VERSION |
# rpm -q -i FJSVsmee64 | grep Version # rpm -q -i FJSVsclr64 | grep Version |
インストールされている場合はバージョン情報が表示されます。何も表示されなかった場合はインストールされていないため、特に注意は不要です。通常どおりインストールしてください。
インストールしようとしている富士通製品に含まれているパッケージのバージョンは、以下の手順で確認できます。
# pkginfo -l -d パッケージファイル名 | egrep -e 'PKGINST|VERSION' |
実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。
# pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0/PKGS/FJSVsmee.pkgtrans | egrep -e 'PKGINST|VERSION' PKGINST: FJSVsmee VERSION: 4.1.0 # pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0/PKGS/FJSVsclr.pkgtrans | egrep -e 'PKGINST|VERSION' PKGINST: FJSVsclr VERSION: 2.0.6 # pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0/PKGS/FSUNssll.pkgtrans | egrep -e 'PKGINST|VERSION' PKGINST: FSUNssll VERSION: 4.2.23 |
# pkginfo -l -d パッケージファイル名 | egrep -e 'PKGINST|VERSION' |
実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。
# pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0/PKGS/FJSVsme64.pkgtrans | egrep -e 'PKGINST|VERSION' PKGINST: FJSVsme64 VERSION: 4.1.3 # pkginfo -l -d /cdrom/cdrom0/PKGS/FJSVscl64.pkgtrans | egrep -e 'PKGINST|VERSION' PKGINST: FJSVscl64 VERSION: 2.0.8 |
# rpm -q -i -p パッケージファイル名 | grep -E 'Version|Name' |
実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。
# rpm -q -i -p FJSV_Smee64-4.1.2-01.x86_64.rpm | grep -E 'Version|Name' Name : FJSVsmee64 Relocations: /opt Version : 4.1.2 Vendor: FUJITSU LIMITED # rpm -q -i -p FJSVsclr64-2.0.7-01.x86_64.rpm | grep -E 'Version|Name' Name : FJSVsclr64 Relocations: /opt /etc/opt Version : 2.0.7 Vendor: FUJITSU LIMITED |
バッチ実行基盤がインストールされているマシンに、FJSVsmeeやFJSVsclrやFSUNssllを同梱している他の製品をインストールする場合
他の製品が同梱しているFJSVsmeeパッケージが古いか同じである場合、FJSVsmeeパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsclrパッケージが古いか同じである場合、FJSVsclrパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFSUNssllパッケージが古いか同じである場合、FSUNssllパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージのほうが新しい場合、以下の手順で他の製品をインストールします。
Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
# isstop -f |
また、Interstage以外の製品でも使用されている場合がありますので、すべての富士通製製品を停止してください。停止方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
古いパッケージをアンインストールします。
インストールされているパッケージが古い場合、それぞれ、以下を実行します。
# pkgrm FJSVsmee # pkgrm FJSVsclr # pkgrm FSUNssll |
# pkgrm FJSVsme64 # pkgrm FJSVscl64 |
# rpm -e FJSVsmee64 # rpm -e FJSVsclr64 |
他の製品をインストールします。インストール方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
Interstageを起動します。
# isstart |
他の製品によってFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllがインストールされているマシンにバッチ実行基盤をインストールする場合
以下の手順でインストールします。
すべての富士通製製品を停止します。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージをアンインストールします。
# pkgrm FJSVsmee # pkgrm FJSVsclr # pkgrm FSUNssll |
# pkgrm FJSVsme64 # pkgrm FJSVscl64 |
# rpm -e FJSVsmee64 # rpm -e FJSVsclr64 |
バッチ実行基盤をインストールします。
バッチ実行基盤でインストールしたFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージのバージョンが、すでにインストールされていたパッケージよりも古い場合、FJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージをアンインストールします。
# pkgrm FJSVsmee # pkgrm FJSVsclr # pkgrm FSUNssll |
# pkgrm FJSVsme64 # pkgrm FJSVscl64 |
# rpm -e FJSVsmee64 # rpm -e FJSVsclr64 |
新しいバージョンのFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージを同梱していた製品からFJSVsmee、FJSVsclr、FSUNssllパッケージを再インストールします。インストール方法については、その製品のマニュアルを参照してください。
1.で停止したすべての製品を起動します。起動方法については、各製品のマニュアルを参照してください。